近年、インターネットは重要なライフラインになりつつあります。
昨今のコロナ禍の影響により、在宅で楽しめる娯楽への需要は高まっていると言えるでしょう。
その中にはイラストの鑑賞やゲームなど、多くのジャンルが含まれています。
中でもYouTubeなどで閲覧できる『動画』には、常に一定の需要があります。
もしも動画を自作出来たなら、それは趣味にも実益にも繋がる技術となるでしょう。
今回は『限りなくコストを抑えて動画を作る方法』について記させていただきます。
■動画を作るにあたって必要なものを考える
まず、自分がどのような動画を作りたいのかを考えてみましょう。
動画内容の一例として、以下のようなものが挙げられます。
・商品紹介動画
・ペットなどを撮影するホームビデオ
・料理動画
・ゲームのプレイ動画
・化粧品を実際に使うメイク動画
上記に挙げたもの以外にも、投稿サイトには様々なジャンルの動画が公開されています。
自分が作りたい動画の内容を明確にすることにより、必要な物やソフトなどが分かってくるでしょう。
■必要なものを整理する
作る動画の内容が決まったら、必要な物の相場と予算を事前に調べてみましょう。
今回は、根強い人気のある『実況プレイ動画』を例にします。
PCゲームをプレイする場合、事前に用意するべきものは以下のようになるでしょう。
・パソコン
・マイク
・ゲームソフト
・録画ソフト
・編集ソフト
場合によっては、より多くのものを購入する必要が出てきます。
どれも高価なものが多く、なるべく費用は抑えたいですよね。
■各物品をより詳細に選んでいく
必要な全てのハードウェアやソフトウェアについて、より細かく考えてみましょう。
目に入ったものをただ買うだけでは、値段がかさんでしまいます。
パソコンはどれくらいの性能のものを使用するか、マイクはどれくらい音質の良いものを使うか、ソフトは無料と有料どちらを選ぶか。
例えば、ひとえに『パソコン』といっても、膨大な種類の品物があります。
性能が低い代わりに値段の安いもの、ハイスペックな代わりに値段の高いもの。
今回の例であれば、ゲームを動かしながら録画する必要があります。
それなりの性能のパソコンを買わなければ、動画は作成出来ないでしょう。
事前にパソコンの必要スペックを調べ、それに合わせたものを購入しましょう。
動画作成の出来るパソコンは高価です。その分、パソコン以外の物品は値段を抑えなければなりません。
各種ソフトは無料、または安価のものを。マイクはやや安めのものを。
そうしてどの部分にお金を使い、どの部分を安く済ませるかを明確化します。
場合によっては、この段階で使用する品物を変更するのも良いでしょう。(パソコンではなく、スマートフォンを使用する動画に切り替えるなど)
■各種物品の購入
必要な物の値段が分かったら、各種サイトを用いて最安値で購入出来る方法を調べましょう。
通販、店頭購入、各種サイトでの中古品の購入。品物の入手方法は多くあります。
いくつもの販売サイトの価格を比較してくれるウェブサイトもあるので、可能な限り高品質で安いものを買うようにしましょう。
その為には入念な下調べが必要となります。各所に書いてあるレビューなどを参考にし、物品の品質と価格をしっかり確認しましょう。
■中古品について
多くの商品は、中古で購入すると安価で済む場合が多いでしょう。
一度人の手に渡っている分、新品価格よりも安くなる為です。
以下に、中古品の購入におけるメリットとデメリットを記します。
◆メリット
・基本的に価格が安く抑えられる。
◆デメリット
・購入者とのトラブルが生じる場合がある。
・品物が壊れていたり、正常に使用出来ない場合がある。
中古品の使用におけるメリットとデメリットを理解し、必要に応じて中古品を購入するのがベストであると言えるでしょう。
誤って使用不可能なものを買ってしまうと、その分だけ予算を無駄遣いしてしまう事になります。
安価で良品が購入出来る場合でも、常に注意が必要です。
■フリーウェアについて
フリーウェアとは、無料で利用可能なソフトウェアを指します。
動画作りに不可欠な編集ソフトも、無料のものが多く出回っています。
場合によっては有料版の体験として、機能が制限されたものを利用できる場合もあります。
動画作成の費用を抑えたい場合、フリーウェアは頼もしい味方になってくれるでしょう。
動画の制作過程でソフトウェアが必要になった場合、フリーのものがないかを調べてみるとよいでしょう。
ものによっては動画のクレジットとして、フリーウェア製作者のホームページなどを記載する必要がある場合もあります、
利用規約にしっかり目を通し、ルールに則った利用をしましょう。
■フリー素材について
使用する各種の物が集まったら、動画の作成に取り掛かりましょう。
場合によっては、動画内にBGMや字幕、エフェクトなどを挿入する場合もあると思います。
その場合もフリーの素材を使用する事により、費用を抑える事が可能です。
インターネット上には、フリーで利用出来る素材が多くありますが、完全に自由に使えるのではなく、必ず利用規約が存在します。そして、使用するフリー素材によって利用規約はそれぞれ異なります。例えば、公序良俗に反する目的以外の使用禁止や、攻撃的・差別的・性的・過激な利用、著作を偽っての配布等の利用規約が必ず存在します。
規約に沿った使用を行わなかった場合、製作者とトラブルになってしまう場合もあります。
フリーウェアの利用と同様、製作者にとって失礼のないよう利用しましょう。
■最後に
今回はコストを抑えて動画を作る方法について記させて頂きました。
動画の制作方法は十人十色であり、スマートフォンやパソコン、タブレット等かけられる予算もまた人によって異なります。
自分の予算内で機材などを揃えるのも、また楽しみの一つではないでしょうか。
コロナ禍によって外出を自粛しなければならなくなり、人々は室内で楽しめる娯楽を欲しています。
きっと多くの人々が、動画を制作される事によってお子様から年配の方が見やすく、分かりやすく、楽しく動画を閲覧する時間を求めているでしょう。
それは現代のストレス社会において大きな意味を持ちます。
素晴らしい動画を安価で提供する事が出来たら、この先の時代を明るく照らす事が出来るかもしれません。