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IT・WEB業界にはなくてはならないエンジニアという職業。私たちが普段何気なく見ているWEBサイトや利用しているアプリなど、開発や運用に至るまでそのすべてを担当するのがエンジニアです。しかし、エンジニアと一言にいっても様々な種類のエンジニアが存在しています。フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアも、数多あるエンジニア職のひとつです。ですが、みなさんはそもそもこの二つのエンジニアの違いをご存じでしょうか？同じエンジニアという職業でも、この二つのエンジニアの仕事内容は全く違います。
今回は、そんなフロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアの違いについてご紹介いたします。
1.フロントエンドエンジニアとは
まずフロントエンドエンジニアとは、Webサイトやアプリケーションなどでユーザーが画面越しに触れる部分、つまりフロントエンドの設計や構築を行う職種です。デザイナーが設計したデザインを元にHTML、CSS、JavaScriptと呼ばれるプログラミング言語を使って、ブラウザに表示できるようにコーディングを実施します。少し前まではこれらのフロントエンドの作業というのは、コーダーやマックアップエンジニアと呼ばれる人たちや、WEBデザイナーなどが自身のメイン業務とセットで行ってきました。 しかし近年、ITが進化して様々な技術が登場したことにより、フロントエンド側で担当しなくてはいけない作業が増え、より専門的で高いスキルが求められるようになってきたのです。
・フロントエンドエンジニアに求められるスキル
フロントエンドエンジニアの仕事は、Webデザイナーが作ったデザインを再現し、ブラウザに表示させることです。HTMLやCSSはもちろん、JavaScriptを一から記述できるスキルが必要です。最近ではJavaScriptを単体で利用するのではなく、ReactやVue.js、Next.js、Nuxt.jsといったJavaScriptのフレームワーク・ライブラリを使った、フロントエンド開発が増えています。フレームワーク・ライブラリを使いこなすスキルが必須となる求人も少なくありませんので習得しておいて損はないでしょう。 そしてフロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアは使用するプログラミング言語が異なります。ですので、バックエンドエンジニア側が使用するプログラミング言語への知識もあれば、コミュニケーションをとる際にスムーズに進むでしょう。2. バックエンドエンジニアとは
バックエンドエンジニアとは、サーバサイド全般を取り扱うエンジニアのことで、「サーバ構築」と「サーバサイドプログラム開発」が主な仕事です。サーバ構築とは、WEBサーバやDBサーバなど、システムに必要なサーバの設計と構築です。例えば、WEBサービスにおける会員登録や金額計算などのシステム構築が挙げられます。バックエンドエンジニアと対になる職業として、フロントエンドエンジニアがあります。なぜ「バック」という名前が付くかというと、バックエンドエンジニアの仕事というのは、上で挙げたようなサイトの登録画面や金額計算などのシステムの部分であり、利用するユーザーのあまり目につかない部分を担当しているからです。
・バックエンドエンジニアに求められるスキル
バックエンドエンジニアはサーバサイドのプログラミング言語の知識が必要不可欠です。しかしプログラミング言語の種類は非常に豊富です。特定のプログラミング言語を集中して取得した場合、その言語を使用した仕事は率先して獲得していけますが、対応できる案件が限られてしまうということが起きてしまいます。そのため、一つの言語に特化するのではなく、複数の言語を習得している方がバックエンドエンジニアとしての仕事の幅は広がります。 そしてバックエンドエンジニアにもまた、フロントエンジニアが使用する言語への理解も深いほうが良いと言えます。バックエンドエンジニアとフロントエンドエンジニアが手掛けるのは全く逆の領域なのですが、フロントエンドとバックエンドは互いに連携し合って一つのサービスが出来上がっています。したがって、フロントエンドの知識があればフロントエンドの仕事から逆算して仕事を進めることができるため、バックエンドエンジニアとしてさらに上のキャリアを目指せます。バックエンドやフロントエンド両方の知識をつけておくと、企業のシステム開発や運用において複数のスキルを持つエンジニアのことを指す「フルスタックエンジニア」というポジションへキャリアアップすることも可能になります。3.違いと向いてる人
フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアの違いは「ユーザーに見えるか見えないか」です。ユーザーが直接触れて体験する部分を担当するのがフロントエンドエンジニア。ユーザーには見えないけれどサイトを正常に動かすために必要な部分を担当するのがバックエンドエンジニアということです。 フロントエンドエンジニアはWEBデザインの領域と近いところにあるため、WEBデザインにも興味があるといった方には向いている職種かもしれません。WEBデザインのスキルとフロントエンドエンジニアのスキル両方持っていると仕事の幅も広がるでしょう。バックエンドエンジニアはそれに比べると技術職により近い職種かもしれません。華やかな部分は少ない領域ですが、高いプログラミング技術を要するため、裏方としてサポートするのが好きな方やパソコンに向かって黙々と作業をするのが好きな方はバックエンドエンジニアが向いているかもしれません。まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はフロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアの違いについてご紹介いたしました。同じエンジニア職ではありますが、担当する領域は正反対でしたね。どちらもIT・WEB業界には欠かせない存在です。この記事を読んで興味を持った方は是非自分にあったエンジニア職についてより深く調べてみてはいかがでしょうか。 
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