【Webデザイナーは自分の好きなデザインだけやるのでは意味がない?】Webデザイナーが意識的にするべきこととは

WEBサイトというのは、自分の好きなデザインやただ綺麗なデザインを作ればいいというわけではありません。そのWEBサイトを作る目的やターゲットをしっかり意識して、問い合わせや商品の購入などのコンバージョンにつなげなければいけません。もちろんいいWEBサイトを構成する要素というのはデザインだけではなく、サイト内のテキストや使いやすさも重要な要素ですが、利用者がサイトに訪れて一番初めに目にするのはサイトのデザインですので、その責任は重大です。 だからといって、むやみやたらに目立たせようとしたり派手にしたりしても意味がありません。いいWEBデザインには意識するポイントというものがあるのです。 今回は、WEBデザイナーがデザインをするときに意識するポイントを4つご紹介いたします。これをマスターすればWEBデザイン初心者さんでも簡単に「売れるWEBサイト」をデザインできるようになるでしょう。  

1.余白

私たち人間の脳は、無意識に近くにあるものを関係性の高いものとして認識します。3つの点が逆三角形に置かれていると顔に見えてくるというのはそのためです。これはデザインをするときにも応用できます。サイト内で同じ要素同士を近くに配置することで、わかりやすくまとまりのあるデザインを作ることができるのです。 みなさんは要素同士を区切ろうとするときに、枠や線を使って区切ってはいませんか? もちろん枠や線を使うことは悪いことではないのですが、区切るときに毎回枠や線を使ってしまうと全体的にごちゃっとした印象になってしまう可能性もあります。 そんな時に意識してほしいのが「余白」です。私たちは無意識に近くにある者同士を「仲間・関係性のあるもの」として認識しますので、同じ要素のものをまとめて配置して一つのグループを作り、別の要素のグループを配置する時にそこに十分な余白をつくれば、枠や線を使わなくても要素同士を区切ることができます。余白の感覚が十分かどうかを確認するためには、一度遠くに離れてそのデザインを見てみるといいでしょう。近くで見過ぎてしまうと余白というものはなかなか気付きにくいものなのです。

2.整列

整列は、要素に一体性を持たせるために必要なポイントです。WordやExcelを使う時に「左揃え」「右揃え」などありますが、これも整列の一種です。整列の意識が必要になるのは主にテキストがメインになっている部分です。 写真やイラストなどはある程度規則性なく配置してもおしゃれに見えたりすることもありますが、テキスト部分についてはなかなかそうはいきません。テキストは見るだけではなく読む必要がありますので、読みやすいように整列されていなければいいデザインができたとは言えませんよね。そのためにはデザインツールにあるグリッド機能を使うといいでしょう。グリッド線はいわば「見えない線」です。先ほどの余白は、要素と要素を区切る見えない線でしたが、このグリッド線は文字を読みやすく整列させるための見えない線です。 経験数の多いWEBデザイナーはあえてこの整列を崩すことでいいデザインを作り出したりしますが、それは応用技術ですのでまずはこの整列のポイントをしっかりとおさえておくようにしましょう。  

3.強弱

私たちはデザインを見るときには、多くの場合1秒にも満たない短い時間でその内容を判断します。パッとそのサイトを見たときに、自分にとって必要な情報が載っているか、興味をそそられるかどうかというのは驚くほど一瞬で判断されるのです。何をもって判断されるかというと、文字の大きさだったり、目立つ色を使っていたり、特殊な柄を使っていたりという、ほかの要素との違いを強調するために用いられた「強弱」の技術です。このコラム内でも見出しなどは他の文章とは違う太さや大きさになっていると思います。それはパッと見たときにそこに何が書かれているのかを一瞬で判断できるように、重要なポイントを強調させているのです。 そのサイト内で見てほしいものの優先順位を決めて、一番重要度の高いものが一番目立つようにデザインするとよいでしょう。  

4.トーン&マナー

トーン&マナーは「トンマナ」と呼ばれることもあります。トンマナとは、一定の色調やスタイルを用いることで、一貫性や統一性を作り出すことです。例えばサイトのヘッダーやフッターなど、色や文字配置を固定することで、同じサイト内のページであることをユーザーに認識させることができるのです。トンマナはデザインの基本中の基本とも言われますのでしっかりと意識しておきましょう。 また別の例はフォントです。デザインを始めると、たくさんのおしゃれなフォントがありどれも使ってみたくなるのですが、同じサイト内でいくつものフォントを使用してしまうと、このトンマナが崩れてしまい、そのサイトに一貫性がなくなってしまいます。繰り返し同じパターンを使っていると、なんだか物足りない気持ちになってくることもあるのですが、同じパターンの繰り返しというのは訪れるユーザーに心地よいリズム感や安心感を与えることができる大切なポイントなのです。デザインを始めるときはまずはこのトンマナを決めておきましょう。  

まとめ

いかがでしたでしょうか。WEBデザインに限らずデザインするときには、好きなものを好きなようにデザインできる機会というのは少ないものです。デザインの目的や見せたいターゲットなどを意識して、その先のコンバージョンへとつなげるためのデザインが必要です。今回ご紹介したこの4つのポイントを意識すれば、デザイン初心者の方も、ノンデザイナーの方もいままでのデザインとは見違えるデザインにすることができるでしょう。

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