ビジネスモデルキャンバスについて

  あなたは会社を設立、スタートアップをしたいと思った事はありませんか。務めている会社を独立して、自分のやりたい事を仕事にしたい。そう考えている人は多くいるでしょう。   スタートアップは珍しくありません。しかし、成功するには漠然とした経営ではいけません。 どう経営していくのかを突き詰めていく必要があります。   アイデアはあるけど、会社の経営なんてしたことないし、どうすればいいのか分からない。そんな時に使うフレームワークがビジネスモデルキャンバスです。   ビジネスの現状の把握。 競合他社との比較。 整合性。 課題の確認。   上記のメリットがあります。図のテンプレートは下記のURLから保存してダウンロードすることもできます。 https://docs.google.com/presentation/d/1hWsmycrwSPxOBe5_KjTUDfLX0IKRVzJxQZei2cLiq2U/edit?usp=sharing   テンプレートをダウンロードしたら9つのブロックに分かれています。 解説の例えにラーメンを多用しているのはご容赦ください。          
  • CS(顧客セグメント)

あなたが主に対象とするお客についてです。例えばラーメンを提供するとして、食べて欲しい層です。油と野菜たっぷり二郎系を食べる人なのか、あっさり系なのか、激辛系なのか、あなたにとっての主なお客について絞っていきます。  
  • VP(価値提案)

あなたがお客にどんな価値を提供できるかについてです。ラーメン屋の一蘭が分かりやすいと思います。味もさることながら、仕切りに囲まれ一人でラーメンを食べられるスタイル。人目を気にせずラーメンを食べられる。そのおかげで女性客も多いです。価値提案の好例だと言えるでしょう。  
  • CH(チャネル)

お客にどうやって商品やサービスを知ってもらうか、販売方法についてです。店頭販売やインターネット販売です。 ラーメンを食べてもらうとしてどう知ってもらうのか、どんな販売方法がよいのかを考えます。 少なくともダイエット特集をする雑誌に、油コッテリ系のラーメンを載せようとは思わないでしょう。 昨今はデリバリーの利用が多いのでUberEATSや出前館を使うのも販売方法の一つになります。  
  • CR(顧客との関係)

お客とどう関係を結ぶのか。それはあなたの商品やサービスが売り切りなのか、保証が手厚いのかも含まれます。 お客に長く愛される商品やサービスというものはブランドとなり長期的な利益につながります。それを目指すのが理想的と言えるでしょう。  
  • RS(利益の流れ)

お客が商品やサービス、どの点にお金を払ってもらうのかを考えるところです。 商品の販売、家事代行のようなサービスの提供、動画配信サイト等で使われるサブスクリプション制、知的財産で発生するライセンス料等。 利益の流れも多岐にわたりますのではっきりさせましょう。  
  • KR(主要な資源)

あなたがお客に商品やサービスを提供する為に使う資源です。生産するための工場、販売する為の店舗、働いてくれるスタッフ、技術ノウハウ、銀行から受けられる融資の額も含まれます。  
  • KA(主要な活動)

あなたがどうやって商品やサービスを提供するのか、その為に必要不可欠な活動です。 ラーメン屋さんなら麺の種類、スープは鶏ガラか魚介か、差別化を図る為にアレンジをどう加えるかを決定します。 素晴らしいラーメンができたとします。どんなに素晴らしくても、売れなくてはラーメン屋として生計を立てられません。また一人で経営を行うのは厳しいでしょう。なので、マーケティングや人材の確保が必要になっていくでしょう。 これも主要な活動に含まれます。  
  • KP(キーパートナー)

あなたが商品やサービスを提供する上で関係を結ぶ必要がある企業です。再びラーメン屋で考えると小麦粉やチャーシュー等の具を全て一から生産するのは非現実的だと分かります。この場合は小麦粉や豚肉等を卸す会社がKPにあたります。先のUberEATSや出前館もCHでありKPでもあります。 KPは自社ではできない活動を支えてくれる相手だと考えてください。  
  • CS(コスト構造)

発生するコストです。家賃、給与、パートナーに支払う委託費等がここにあたります。 コストはビジネスをしていく中で重要になっていきますので慎重に検討する必要があります。   ここまではビジネスモデルキャンバスの項目を解説していきました。うまく活用するのは大変だと思います。 まずは九つ全てを埋めるところからがんばりましょう。ざっくりした内容でも構いません。 後でブラッシュアップできます。   埋める上で一番大事なのはVP(価値提案)です。ここが無ければビジネスが成立しません。 次に重視するのはCS(顧客セグメント)です。提供したい主要なお客は必要です。 CSが決まったらKA(主要な活動)です。自分の価値提案をお客に提供するにはどうしたらいいのかを考えましょう。次第に必要なパートナーやかかるコスト等の見えてこなかったものが見えてくるようになります。   すべて埋まりブラッシュアップする場合は、あなたの商品がお客にとって魅力的なのか、あなた及び組織で実現できるのか、実現できても赤字にならず利益が出るのかを考えましょう。   特にKR(主要な資源)、VP(価値提案)、CS(顧客セグメント)、RS(利益の流れ)を見直してみてください。   KRは工場などの生産手段です。今まで培ってきたノウハウを全く別の事業に活かすのが分かりやすいと思います。 VPやCSを変えると、商品やサービス、お客の層も変わるのでビジネスモデルキャンバスも大きく変わります。 RSを変えれば、コストカットや価格の見直しにつながります。   ビジネスモデルキャンバスについて紹介させていただきました。この全体を俯瞰するフレームワークはスタートアップをする上での一助となります。活用していく上で一番大事なのは既存の考え方に囚われないことです。そうすればスタートアップを成功させることができるでしょう。    

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