インターネットが普及したことによって、今ではプライベートでもビジネスでもSNSを活用するのが当たり前になりました。その中で、SNS上でコンテンツが注目されることを「バズる」と表現するようにもなりました。一般の方はもちろん、企業もこぞってSNS上のコンテンツをバズらせようと必死になっています。では、SNSでバズらせるためには何をしていけばいいのでしょうか?ここでは、SNSでバズらせるために必要なことをご紹介していきたいと思います。
何がバズっているのかをリサーチする
SNSでバズらせるためには、まず何がバズっているのかをリサーチすることです。何かを始めるときや何かを目指すときに、まずはリサーチというのは基本中の基本です。バズらせたいSNSで今どのようなコンテンツがバズっているのかをリサーチしていきましょう。
SNSでバズるコンテンツには、特定のジャンルがあります。例えば、動物の可愛い動画であったり、シュールな笑いを楽しめるコンテンツであったり、季節ネタであったり……SNSでバズるコンテンツというのはだいたいジャンルが似通っているのです。
もちろん、今までにバズったコンテンツとは違った切り口のジャンルで勝負したいと思う方もいるかもしれませんが、まずは今までにバズったジャンル、バズりやすいジャンルでコンテンツを考えていったほうがいいでしょう。実際に、すでにバズったコンテンツのオマージュ的なものがさらにバズるといったケースもあります。
フォロワーを増やす
SNSでバズらせたいのであれば、フォロワーを増やしておくというのもひとつです。「本当に面白いコンテンツや役立つコンテンツであれば、必ず誰かが見つけてくれる」と思っている方もいるかもしれませんが、SNSというのは思っている以上に競争の激しい世界になっています。
そのため、どれだけ良質なコンテンツを生み出したとしても、そのコンテンツが誰にも見つけられないまま埋もれていってしまうことはよくあります。
特に、SNS上では世界中の人々が常に何かしらのコンテンツを生み出しているのです。その中で運よく見つけてもらうというのは、とても難しいことなのです。
だからこそ、フォロワーを増やしておく必要があります。もちろん、フォロワーの中には本当に形だけのフォロワーもいるかもしれませんが、フォロワーが多ければ多いほど投稿したコンテンツがより多くの人の目に触れることになります。フォロワーを増やして見つけてもらえる可能性を自ら高めておくことが大切なのです。
ただし、有名人がおこなっているような最初からフォロワーの数だけを増やすようなやり方というのは好ましくありません。「面白いからフォローする」「好感が持てるからフォローする」といったより深いつながりを持てるようなフォロワーであればあるほど、SNSでバズる可能性も高くなっていきます。
インフルエンサーを味方につける
SNSにおいて、特に大きな影響力を持っているのがインフルエンサーです。一般人の方がインフルエンサーになって、それを企業が活用するというケースもかなり多くなっています。実際に、影響力のあるインフルエンサーを味方につけるとSNSでバズりやすくなります。
実際にインフルエンサーがSNS上のコンテンツを引用したり、SNS上のコンテンツに「いいね!」をつけたりすると、それだけでそのコンテンツが注目されるようになります。
そのため、インフルエンサーとつながりを持ち、そのインフルエンサーに興味を持ってもらえるようなコンテンツを作っていくというのもひとつのアプローチとなります。
共感を意識する
SNSでバズらせるためにはいろいろなアプローチができるのですが、特に意識しておきたいのが共感です。今までバズってきたコンテンツというのは、やはり共感を得られたからこそバズっているものです。
「面白いから他の人にも見てほしい」「役立つ情報だから他の人にも教えたい」……こういった気持ちの根底には共感があります。SNSでバズらせるのであれば、共感してもらえるようなコンテンツを作っていかなければいけません。
もともと人間にとって共感というのは、とても大切な要素になってきます。例えば、心理カウンセリングなどでも共感することはとても重要視されていますし、共感の有無によって人の心の状態というのは大きく変化してくるものです。共感を意識したコンテンツであるかどうかは、そのコンテンツが人の心を揺さぶるかどうかに直結してくると言っても過言ではないでしょう。
特に、今の時代は多くの方が共感を求めています。新型コロナウイルス感染拡大の影響もあって心が荒んでしまったという方も多いですし、だからこそ共感したいし、共感をされたいという方も増えているのです。そう考えると、今は共感を意識したコンテンツがSNS上でバズりやすい条件が揃っているのかもしれません。
下手に奇をてらわない
SNSでバズらせるために、奇をてらったコンテンツを作っていこうという方も多いでしょう。確かにここ最近は奇抜なコンテンツが注目されるようなことも増えているのですが、SNSでバズらせたいのであれば下手に奇をてらわないほうがいいです。
というのも、奇をてらったコンテンツというのは炎上のリスクも大きいからです。すべてのコンテンツにおいて、そのコンテンツを作った側の意図を受け取り手が正しく理解してくれるとは限りません。特に奇をてらったコンテンツというのは、さまざまな受け取り方ができてしまうものです。
特定の誰かを攻撃するつもりで作ったコンテンツではないのにそのように誤解されてしまうこともあれば、曖昧にしてしまったからこそその部分を好き勝手解釈されてしまうといったこともあります。何がきっかけで炎上するかわからない時代だからこそ、下手に奇をてらわないほうがいいのです。
バズらせて終わりにしないように
今回はSNSでバズらせるためには何をしていけばいいかということでそのポイントをいくつかご紹介しましたが、SNSでバズらせることをゴールにしてしまってはいけません。もちろん、ただバズらせたいという自分の願望を叶えるためであればそれをゴールにしてしまってもいいのですが、多くの場合、そこにはビジネスが絡んでくるかと思います。
ビジネスの流れの中でSNSでバズらせるということであれば、SNSでバズらせた後のことまで考えるようにしましょう。商品の売り上げアップやサービスへの申し込み数アップといった目標があるのであれば、その目標からそれないようにしていかなければいけません。
要は、SNSでバズらせることはあくまでも目標を達成するまでの過程のひとつであり、目標を達成するためのひとつのツールであるということを十分に理解しておく必要があるのです。