こうして2021年を迎えたわけですが、2020年というのは本当に大変な年でした。新型コロナウイルス感染拡大の影響をさまざまな業界が受けました。そういった中で、社会の在り方というものも変わってきているようです。SNSにおいてもその変化を感じていた方も多いのではないでしょうか?ここでは、改めて2020年のSNSをふわっと振り返ってみたいと思います。
Facebook
では、まずはFacebookについてです。直訳して「顔本」などと呼ばれることもありますが、基本的にFacebookは実名で利用することを前提としているSNSでもあります。実際に、ニックネームではなく実名で登録し、リアルでも付き合いのある相手とつながるという方が多い傾向にあります。 その一方で、Facebookをビジネス目的で利用している方もかなり多くなっています。実際に企業アカウントなども多く見られますし、Facebookで新商品の情報やイベント情報を更新していることも珍しくありません。もともとビジネスユーザーが多いので、ビジネス向けのSNSとしても知られています。 ただ、ご存知のように今のFacebookにはかつてほどの勢いはありません。他のSNSの勢いが増している中で、匿名性のある他のSNSに流れるユーザーが多くなっているのです。2020年においても、Facebookから離れていった若年層のユーザーはかなり多かったと言われています。このままの流れだとFacebookは中高年のビジネスユーザーのためのSNSに変わっていくでしょう。Twitter
Twitterというのは実名で顔を出したり、完全に匿名性を保ったまま利用したりと使いやすいSNSでもあります。短い文章を投稿するだけなので文章力などもそこまで求められず、そういった部分でも現代人にとっては使いやすいSNSと言えるでしょう。ただ、2020年はTwitterをきっかけにした炎上というものがかなり目立ちました。 一般人のアカウントから有名人のアカウント、企業の公式アカウントまでとにかくさまざまなアカウントで炎上が起こりました。炎上が頻発していて、いつ何が炎上したか覚えていないという方もいるかもしれません。そのため、「Twitter=炎上」というイメージが定着してしまったという方も多いでしょう。 Twitterは他のSNSと比べると、圧倒的な拡散力を誇ります。実際に、それをきっかけに商品が爆売れするといったこともありました。そのため、言葉選びを慎重にしつつ、いわゆる「バズる」ような投稿ができればビジネスにおいてかなり有効なツールになるでしょう。 しかしながら、その一方で先でも触れたようにTwitterには炎上のリスクがあります。これまで当たり前だった商品やサービス、そのネーミングなどでも何がきっかけで炎上するかわかりません。さらに、炎上した後にどのような対応をするのかによって、個人や企業のイメージも大きく変わってきます。 大きく後退したというわけでも、前進したというわけでもないのですが、2020年のTwitter上での炎上を考えると、ビジネスで利用する際にはこれまで以上に慎重にならずを得ないという部分もあるのではないでしょうか?Instagram
Instagramは今もっとも勢いのあるSNSと言えるかもしれません。「インスタ映え」という言葉が浸透したように、Instagramではいかに映える画像や動画を投稿できるかがポイントになってきます。実際に、それをアピールするために使っているという方がほとんどでしょう。 Instagramでも企業アカウントはたくさんあり、Instagram以外のSNSで一般的な情報を発信しつつ、Instagramに映える画像や動画を投稿するという形でSNSの使い分けをしているところも少なくありません。実際に、映える画像や動画によって商品が爆売れすることもあります。 ただ、InstagramでもTwitterほどではないにしても、炎上は起こっています。2020年は炎上よりもインスタ映えのほうに注目が集まっていましたが、InstagramでもTwitterと同じように言葉選びを慎重する必要があります。また、映える画像や動画の中にも炎上する要素が含まれていることがありますので、その点も注意しておきましょう。