2020年のデジタルマーケティングをふわっと振り返る

さまざまな技術が発達して、マーケティングにおいてもデジタルの波が押し寄せるようになりました。実際に、マーケティングを考えるときにはデジタルマーケティングが中心になっているというところも多いでしょう。では、新型コロナウイルスの感染拡大に振り回された2020年のデジタルマーケティングというのはどのようなものだったのでしょうか?ここでは、2020年のデジタルマーケティングをふわっと振り返っていきたいと思います。  

改めてデジタルマーケティングとは?

  もうご存知の方も多いでしょうが、今一度、デジタルマーケティングとは何なのかについてお話しておきましょう。デジタルマーケティングというのは簡単に言ってしまうと、ありとあらゆるデジタルテクノロジーを活用したマーケティングのことを指します。例えば、検索エンジンやWEBサイト、SNS、アプリなどがデジタルテクノロジーに当たります。      

2020年はデジタルマーケティングがより重視されるように

今は多くの方がインターネットに依存した生活を送っているかと思います。オンラインでのショッピングはもちろん、動画配信サービスなどもインターネットがあるからこそ利用できているのです。停電などでインターネットが使えなくなって、改めてインターネットにどれだけ依存しているかを思い知ったという方もいるでしょう。 インターネットが普及したことによって、検索エンジンやWEBサイト、SNS、アプリなどを多くの方が日々当たり前に使っているのです。こういったデジタルテクノロジーを活用したマーケティングがデジタルマーケティングなのですから、デジタルマーケティングはまさに時代が求めているマーケティングの手法なのです。 ただ、その傾向が2020年はより色濃くなったと言えるでしょう。というのも、2020年は誰もが新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けました。その中で、家にいる時間が長くなったという方も多いでしょう。家の中でできることもたくさんありますが、やはり家にいるとインターネットを使う時間も長くなります。 何かいいものがないかを検索エンジンを使ってみたり、動画配信サービスを利用してみたり、SNSを眺めてみたり、ゲームアプリで楽しんでみたり……改めて考えてみると、かなりインターネットのお世話になっていたはずです。このようにおうち時間が増えて、インターネットを利用する時間も比例するように増えたからこそ、2020年はデジタルマーケティングの重要性が増したのです。 実際に、コロナ禍で業績が悪化し、廃業に至ったなどのニュースもよく見聞きするようになりましたが、デジタルマーケティングの実践ができたのかできなかったのかという部分も関係しているものと思われます。新型コロナウイルス感染拡大の影響はまだまだ続くでしょうし、それを考えるとこれから生き残るためにデジタルマーケティングは必須と言えます。  

デジタルマーケティングにおけるパーソナル化

これはデジタルマーケティングの業界でも少し前から話が出ていたのですが、これからのデジタルマーケティングはパーソナル化が鍵になると言われていました。デジタルマーケティングも含めて、これまでのマーケティングではある程度の絞り込みはするものの、基本的には不特定多数に向けて展開されていました。ただ、それでは通用しなくなってきているのです。 そのため、デジタルマーケティングにおいてもパーソナル化がじわじわと進んでいたのですが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けた2020年はそれがぐっと進行していったのです。商品にしてもサービスにしても「個」というものが重視されていましたし、「個」を意識している商品やサービスほど人気が高まっていきました。 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、これまでのように誰かと遊びに行ったり、誰かと食事をしたりということができなくなりました。そうすることで自分はもちろん、周りの命を危険にさらすことになるからです。SNSなどでつながりは持てるのですが、何かを楽しむとなったときにはやはり自分ひとりでどうするかということを考えるようになりました。 そういった中で、ひとりでのキャンプやひとりでの食事など「個」で楽しむための商品やサービスが求められるようになったのです。不特定多数に向けた情報を発信するのではなく、「この人が何を求めているのか」を考えないとデジタルマーケティングを成功させるのは難しいでしょう。  

視覚に訴えるものがより力を持つように

もともと目から入ってくる情報というのは、かなりの影響力を持っていました。ただ、2020年は視覚に訴えるものがデジタルマーケティングにおいてもより力を持つようになったと言えるでしょう。実際に、オシャレな映像であったり、綺麗なアニメーションであったりといったものが目に入ってくると、思わず手を止めてしまうという方は多いです。 例えば、Instagramでよく見聞きする「インスタ映え」というのも視覚に訴えるものがより力を持つようになったことの証でもあります。もちろん、インスタ映え自体は数年前からの流れなのですが、映えるというだけで商品やサービスが飛ぶように売れるのです。 それでなくとも、今は動画配信サービスなどで動画を日常的に見ているという方も多いです。動画に触れる機会が多くなっているからこそ、視覚に訴えるものだとより効果的になるとも言えます。 また、じっくり考えるという機会がなくなり、直感的に見聞きしたものを判断するという方も多くなっています。見た瞬間に不愉快だと思えばそれは炎上する可能性がありますし、見た瞬間に面白いと思えばバズるようなこともあるでしょう。  

2020年の流れからそのまま2021年へ

  2020年に起こったデジタルマーケティングの変化というのは前々から始まっていたものもあるのですが、やはり新型コロナウイルス感染拡大の影響を大いに受けています。奇しくも2020年12月31日、大晦日に新型コロナウイルスの感染者数が過去最高を記録してしまいましたので、2021年も新型コロナウイルス感染拡大の影響は受け続けることになるでしょう。 そうなってくると、デジタルマーケティングにおいても2020年の変化をそのまま2021年に持ち越すことになるものと思われます。単純に新型コロナウイルスの感染者の数だけを見ていくと、2021年は2020年以上の影響を受けることになるでしょう。ビジネスシーンではかなり厳しいことも出てくるはずです。 今のご時世だからこそ、デジタルマーケティングが重要になってきます。新型コロナウイルス感染拡大によって人々の生活にどのような変化が起こったのか、人々がどのようなものを求めるようになったのかを考えながら、デジタルマーケティングを展開していき、厳しい情勢を切り抜けていくようにしたいところです。  

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