Twitterといえば日本のSNSの先駆けともなったツール。
もちろんそれは日本だけではない話なんですが、少なくとも日本においてSNSというものがここまで身近になったのはTwitterのおかげと言っていいでしょう。
しかし、2010年代前半の頃に比べてそんなTwitterも衰退の一途と、思っている人は多いとおもいますが、実はそんな事はありません。
Twitterは、今、その勢力を再び取り戻し、再評価され始めているんです。
Twitterは拡大の一途をたどっている。
実はTwitterは、今も拡大の一途をたどっている元気の良いメディアなんですね。
過去最高を記録しているTwitter社
2020年4月30日、Twitter社は2020年第一四半期の決算を発表しました。
それによると、mDAU(収益が見込めるデイリーアクティブユーザー)数は、前年比なんと24%増の1億6600万人、売上高も前年同期3%増の8億800万ドルにのぼると発表しました。
ただ、コロナの影響で最終損益は赤字、しかし、これは仕方有りませんよね。
Twitterのジャック・ドーシーCEOも今後の世界におけるTwitterの役割はより重要になってくるとコメントを発表するなど、Twitter、今、実はかなり元気なんです。
日本においても堅調なTwitter
では日本においてはどうかといえば、実はこれもかなり堅実な状態。
2020年3月の段階でTwitterのアクティブ利用者数は4500万人、これはフェイスブックやインスタグラムに比べてもかなり多い数字となっています。
これを人口カバー率であらわすと35.7%で3人に1人は利用している計算。
今後もしっかりとした情報ツールとして存在していくことは間違いないでしょう。
即応性と拡散力が魅力
Twitterの魅力、それは即応性と拡散力です。
テレビメディアとの親和性
例えば、Twitterトレンドに上がるワードのほとんどは『テレビ関連』です。
今現在放映されているテレビ番組についてのつぶやきが多いことからこうなるんですが、これこそまさにTwitterの特徴である即応性。
これは、テレビメディアとネットメディアの垣根がなくなっていく今後において大きな力になります。
例えば、最近のテレビコンテンツでは、番組に対する意見やコメント募集を番組内でTwitter投稿募集をしたりしていますよね。
こういう使い方は、今後もかなり増えていくでしょう。
ニュースと言えばTwitter
Twitterトレンドの大きな人気ジャンルの一つが『ニュース』
テレビ離れが進んだ若者の間では、ニュース速報になるような大きな事件や出来事を、テレビではなくTwitterで知る人も多いことでしょう。
これもまたTwitterの即応性の利点。
今起きたニュースに対して、いまコメントできる。
もしくは、フォロワーと共有できる。
Twitterにしかできない、大きなメリットです。
政治運動でも使われる拡散力
Twitterトレンドの大きなジャンルとして注目されるものには『政治的発言』もあります。
じつはこれ、一部の政治好きの人たちがここに発言しているからではなくて、Twitter上で政治運動をすることでトレンドワードに入ってくるんですね。
つまり、Twitterの拡散力を利用しているというわけです。
TwitterはRTの簡単さもあって、この拡散力に大きく優れたSNSなのです。
政府や公共機関も利用
この拡散力を利用しているのが、政府や公共機関。
国政に関わる重要なことですとか、選挙についてのこと、また、総理大臣のコメントなど様々な分野においてツイッターを積極的に利用しています。
これもまた、拡散力を期待してのこと。
アメリカのトランプ大統領などは公式発表前にTwitterで発表するなど、その拡散力の強さは周知の事実です。
便利なニューツールが当たり前のツールに
Twitterの拡大と堅調な動き。
これは、Twitterが便利なニューツールから当たり前の公共インフラになりつつあるという兆しでもあります。
頻繁に使わないけれど確認してしまうSNS
Twitterはかつて、張り付くほどに頻繁に使うユーザーがたくさんいたSNSでした。
しかし、今ではTwitterはそんなに頻繁に使いうメディアとしてではなく、何かあったときに確認する、もしくは定期的に確認するSNSに変わっています。
そう、つまり、それは日常化しているんですね。
目新しく、新しいコミュニケーションの形としてもてはやされたかつてのTwitterではなく、当たり前にそこにある公共インフラのようなもの。
それが今のTwitterです。
当たり前になったことで生まれるメリット
webマーケティングにおいては、グーグル検索対策のSEOが最も重要です。
しかし、実は今、そんなグーグル検索経由のサイト流入は少しづつ減少しつつあり、URLからの直接流入がどんどん増え始めています。
これはスマホユーザーの増加にその一因があるのですが、そこで注目されるのがTwitter。
当たり前にそこにある公共インフラのような存在としてのTwitterは、リンクから直接サイトに人を呼ぶには最適のツールなんですね。
即応性と拡散力もwebマーケティング的に有利
拡散力が効果が高いことは、もはや言うまでもありません。
しかし、即応性というのもこれは大きなメリットです、例えばなにか大きなニュースが起こったときなどは、それに関連付けたツイートが自然と注目されます。
こういたものを、サイト流入の一つのポイントとして利用できるわけです。
そう考えると、Twitterがいま再注目されつつあるのも頷けますよね。
Twitterは必ず活用スべきマスト。
つまり、Twitterはwebマーケティング的には必ず活用すべきマストであるということ。
それは、今後、さらに当たり前の存在となっていく中で、そういった日常の中に広告媒体を導入できるという大きなメリットがあるからです。
今後のTwitterの動向から、目が話せませんね。