ドローン撮影に興味を持っている人は多くいます。
ドローンを使うことで、スマホやビデオカメラとは違った、空からの映像を撮影することができるのです。
しかし、ドローンを使って映像を撮影する場合には、いくつか注意すべきことがあります。
詳しく見ていきましょう。
ドローン撮影をする時に注意するべきこととは?
ドローンというのは、比較的気軽に操縦することができ、特別な免許などは現状ありません。
ただし、一歩間違えると大きなトラブルに発展してしまう可能性もあるため、これから紹介する注意事項をしっかりと頭に入れておくことをおすすめします。
飛行可能かどうか
ドローンと聞くと、「ラジコンと同じでしょ?」
と思う人がいるかもしれませんが、圧倒的に違うのは、法律の制限があるかないかです。
ドローンの場合は、航空法や小型無人機逃避行禁止法などで、使用方法などが制限されている場合があるのです。
法律で禁止されていることというのは、例えば、
・空港周辺での飛行
・私有地での無許可飛行
・電波障害が発生する可能性もある場所での飛行
・悪天候下での飛行
などが禁止されています。
つまり、公園などで気軽に飛ばせるような物ではないということです。
山ならどこでも飛ばしていいわけではない
飛行禁止場所を調べたり、関係機関へ確認したりすることが面倒くさいと感じている人の中には、「山なら大丈夫でしょ?」と思う人もいます。
しかし、山にも所有者がいます。
仮にその山の所有者が自分ではない場合、先ほどの
私有地の無許可飛行に該当してしまう可能性があるため、例え山であっても気軽に飛ばすことはできないのです。
墜落した後の処理方法を頭に入れておく
ドローンは、誤って墜落させてしまうと、人に大けがを負わせてしまう可能性や、物を壊してしまう可能性があります。
そのため、ドローンが万が一墜落してしまった後の処理方法についても頭に入れておくことが大事です。
一番やってはいけないのが、そのまま放置しておくということです。
これは、不法投棄にあたる可能性が高く、二次災害を引き起こしてしまう原因となります。
墜落というのは、本来あってはならないことなのですが、そうなったときの対処法を知らないとパニックになってしまう可能性もあるため、しっかりと覚えておきましょう。
屋内の飛行
ドローンに関する法律では、屋内の飛行は制限されていません。
夜間飛行や人口密集エリアは、法律で制限されているのですが、屋内であれば例え夜だったとしても、雨だったとしても、人口密集エリアだったとしても飛ばすことができます。
ただし、
・公共施設内での無許可飛行
・屋内での飛行が禁止されている場所
などでの飛行は法律違反に当たる可能性があるため注意しましょう。
適当にドローンを飛行させてしまうとどうなる?
ドローンを自由自在に操ることができれば、きっとドローン操縦に熱中してしまうでしょう。
それくらいドローンは様々なことができて、魅力のあるものですが、適当に飛行させてしまうと様々なトラブルが起こってしまう場合があります。
では、代表的なトラブルについて詳しく見ていきましょう。
電波障害を引き起こす
ドローンの操縦には、電波が使われています。
そのため、
・送電線付近
・基地局
・線路付近
などで飛行させてしまうと、電波障害を引き起こし墜落してしまう危険性があります。
電波障害引き起こすと操縦不能に陥る可能性が高く、人や物にあたってしまう可能性が高くなります。
そのため、これらの場所での飛行には十分注意し、万が一飛行中に電波障害を引き起こす可能性がある物を見つけた場合には、すぐに飛行を中止させましょう。
接触事故
電柱や木などの障害物に接触してしまうと、ドローンは簡単にバランスを崩してしまいます。
それだけならまだいいのですが、バランスを崩したドローンが制御不能になり、墜落してしまう危険性があるのです。
そして、その落下地点に人や車、建物などが合った場合には、二次災害を引き起こしてしまう可能性すらあるのです。
そのため、ドローンを飛行させる場合には、周囲に障害物がないかどうかをしっかり確かめるようにしましょう。
ドローン撮影をするなら細心の注意を!
ドローン撮影を行う場合には、飛行場所や周囲の状況、天候などをしっかりチェックしておくことが大事です。
正しく使用すれば、綺麗な映像が取れたり、楽しみながら操縦することができるのですが、間違った方法で飛行させてしまうと、人に大けがをさせてしまったり、物を壊してしまうなどの危険が高まります。
一人前のドローン操縦士になるための第一歩は、「安全に飛行させることができる」というスキルを身に着けることなのです。
まとめ
このように、ドローンを飛ばすためにはいくつか注意するべきことがあります。
また、今回は詳しく紹介しませんでしたが、
・航空法
・小型無人機等飛行禁止法
・道路交通法
などに抵触しないように、しっかりと内容を確認しておくことが大事になってきます。
是非、法律や注意事項を遵守して、楽しくドローン撮影を行ってみてください。