AIの未来、シンギュラリティが招く限りない可能性と問題点を考えてみる。

AIという言葉が、SFや専門の学問だけではなくワイドショーでも使われ始めた昨今。 もはやAIはSFや学術書の中にでてくるものではなく、普通の生活のすぐ側にあるものとして、生活の中に溶け込みつつあります。 なにせ、炊飯器にまで入っているんですからねAI。 ここではそんなAIの基礎知識と、シンギュラリティというAIを理解する上で欠かせない用語、そしてその未来について考えてみましょう。

AIとは人工知能

  まずはAIについて考えます。   ・AIとは人工知能です。 なんとなくの感覚でAIとは人工知能的なものと考えている人は多いと思います。 それこそ、AIとは人工知能のすごいやつみたいな感覚の人も多いと思いますが、それはある意味間違いで『人工知能=AI』というのが正解です。 というのも、人工知能って昔からありましたからね。 ですからなんとなく最近騒がれているAIは人工知能のすごいやつという感覚の人も多いかもしれませんが、数年ですごく進化しただけで、同じものなんですよ。   ・人工知能とはなにか AIとは人工知能のこと、ならば人工知能とは何か。 ウィキペディアには(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E5%B7%A5%E7%9F%A5%E8%83%BD) 『「言語の理解や推論、問題解決などの知的行動を人間に代わってコンピューターに行わせる技術」[2]、または、「計算機(コンピュータ)による知的な情報処理システムの設計や実現に関する研究分野」』 となりますが、これではよくわかりませんよね。 簡単に言えば、機械が自分で学習して成長することを目指した研究やその結果できたもの、のことです。  
  • AIの発展とシンギュラリティ
AIは今度どのように発展していくのか。 そこで見逃せないのがシンギュラリティという言葉です。   ・もはや単純な知能でAIには勝てない ご存知のように、AIと人間が将棋で対戦して、人間が勝つのはもはやほぼ無理です。 囲碁やチェスの世界でもそうなのですが、より高度で複雑な将棋でも、今後人間が勝利するというのはほぼ不可能だと言い切れます。 なぜなら、単純な知能ではAIはすでに人間より賢いからなんですね。 膨大な情報を瞬時に処理して最適解を出すという分野において、もはや名人も匠もAIにはかなわないのです。   ・文化芸術の世界でもAIは人間に追いつきつつある 2016年、SF小説対象の文学賞である星新一賞の1次選考に大きな事件が起こりました。 なんと、人間が考えたキャラクターやあらすじに従ってAIが執筆した小説が、1次選考を通過したというのです。 また、同年にはAIによって書かれたレンブラントの新作が発表されるというニュースもあり、もはやAIは人間の専門領域であるはずの創作にまで踏み込んできています。 もはや、AIは人間の代替品を超えつつあるのです。   ・シンギュラリティと2045年問題 そんな中注目を浴びる言葉が、シンギュラリティ。 このシンギュラリティという言葉は、レイ・カーツワイルという人工知能の権威である博士によって提唱されて言葉で、日本語でいうと技術的特異点。 簡単に説明するならば「人間より賢いAIがさらに賢いAIを独自で作ってしまう瞬間」のことを言います。 これの何が問題なのかといえば、つまりは、機械が人間の手を離れてしまい、人間より知能の高いものよって歴史が作られていく出発点になるということ。 そう、歴史の主役が人間からAIに変わる瞬間。 カーツワイル教授はこれが2045年に起こると予測しているのです。  
  • AIが発展することのメリットとデメリット
AIは加速度的に進化を続け、いつしか人間を超え歴史の中心になる。 そこまでは行かなくても、AIが作り出す未来のメリットとデメリットは何なのか、まとめてみました。   ・AIが作る未来のメリット:加速度的進歩 これはもう、最大のメリットと言っていいでしょう。 人間はどんなに頑張っても限界がありますが、今の所AIには限界はなく、際限なく進化し続けていくだろうことが予測されています。 しかもシンギュラリティが起これば、もはや人間の予測を大きく超えて技術は革新するのです。 その結果、これまで解決できなかった様々な問題が解決され、スムーズで問題の少ない未来の到来は容易に予測、ではなく想像できます。 ミス・ユニバースの決め台詞でしかなかった『世界平和』も実現するかもしれません。   ・AIが作る未来のデメリット:人間不要な世界 そして、AIが作るデメリットとして最も懸念されるのが人間不要の世界の到来です。 実はこれは今すでに始まりつつあるもので、スーパーのレジ業務、コンビニ定員など、各地における自動レジやキャッシュレス決済によりすでに仕事を奪われています。 また、あのゴールドマンサックス証券ではトレーダーの99.7%が削減。 2017年には600人いたトレーダーがAIによってシステム化されパターン処理されるようになった株式売買の影響で2人にまで減ってしまったのです。 今後も、様々な仕事において、人間不要の流れは止まらないでしょう。  
  • AIとどう付き合っていくのか
AIによる社会の変化を、私達一般人がどうこうできるわけはありません。 しかし、AIの発展を予測することで、今後どのようにAIと付き合っていくかを考えることはできます。 私達人間はAIとどう付き合い、どう向き合うのか。 今後の世界においては、それこそがまずはじめに考えるべき『生き残るすべ』なのかもしれませんね。    

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