コロナ禍の影響で、人々が集まるオフラインイベントの開催が難しくなってしまった今、YouTubeやZOOMなどを使ったオンラインイベントの需要が高まっています。感染対策の意識も高まり、徐々にオフラインのイベントを再開する会社もある中、オンラインイベントを主催する会社は減ることなく、むしろ増え続けています。それは、コロナ禍をきっかけに、人々がオンラインイベントへの参加の手軽さや、開催における様々な可能性を感じたからでしょう。
しかし、新しく台頭してきたジャンルなだけに、ライブ配信の知識やそれに必要な技術を持っている人は決して多くはありません。オフラインイベントは場所や参加者が実際に目に見えるのに対して、オンラインイベントは目に見えないものへの高度な知識と技術が必要になってきます。そのため、元々オンラインへの知識や技術を持ったスタッフを抱えている制作会社などがライブ配信の代行を担い、その手助けをしてくれているのです。
今回はそんな配信代行業をしている会社を値段別に4つピックアップしました。これからライブ配信をしてみようと考えている方はこの記事を参考に、自分に合った代行業者を探してみてください。
予算別おすすめライブ配信代行業者
ライブ配信を代行業者に依頼する場合、大きく分けて三つの相場に分かれます。
『10~20万円』
10~20万円程度の予算でライブ配信の代行を依頼したい場合、代行業者の対応範囲は、カメラマン1人での対応になることが一般的です。具体的には配信の設定や撮影、サーバー上への録画など、ライブ配信に必要な基本的な内容のみになるので、配信の企画やロケーションの手配などは自社で行わなければなりません。言い換えると、固定カメラでのシンプルなライブ配信を予定していて、尚且つ企画やサポートスタッフなどの手配は自分たちでできるといった方は、このくらいの予算で抑えることが可能です。
この予算で対応してくれる会社でおすすめするのは…
■株式会社動画制作所
撮影費+ライブ中継配信が64,000円から依頼することができ、カメラ2台からの撮影であれば、98,000円からの対応が可能です。その他依頼者の希望する配信内容に合わせたプランも用意しているので、必要になればプランを追加することでクオリティをあげていくこともできます。
■BALUE STREAM
ライブ配信に用いる予算が限られている場合、予算内で実現可能なサービスを提供してくれます。さらに高速ネット回線・配信機材を完備した配信会場を大阪と東京で運営しています。代行費用は、アカウントホスト対応などを含む「ホスト対応プラン」で60,000円から、そして業務用カメラ2台、配信機材一式、アカウント操作全般などを含んだ「出張配信プラン」は、150,000円からで依頼することが可能です。
『30~50万円』
30〜50万円の費用をかけられる場合、機材もより高性能なものを選択でき、さらにカメラマンも2人つけることが可能になります。二つのスタジオを使ってスイッチングなど映像の切り替えを行いたいと考えている方は、このくらいの費用を考えておくとよいでしょう。代行業者の対応範囲も、画面配信のデザインや配信中のテロップ、画面切り替えなどのサービスも含まれるため、より充実した対応を期待できます。
この予算で対応してくれる会社でおすすめするのは…
■株式会社キュー
テレビ番組やテレビCMのカメラマン、そしてビデオエンジニアなどが確かな技術を用いてハイクオリティなライブ配信を可能にしてくれます。テロップやロゴを挿入したり、グリーンバックを使用した背景合成にも対応してくれるため、よりこだわったライブ配信も可能になります。費用は、カメラを2台使ったスタンダードプランで275,000円から依頼できます。講師が複数名いるセミナーや、株主総会など、中規模の会場でのライブ配信に適しています。イベントやコンサートなど、大規模の会場でのライブ配信であれば、カメラ3台を要した385,000円からの「プレミアプラン」を検討するのもよいでしょう。
『70万~』
70万円以上予算をかけられる場合は、より自由度の高い依頼が可能になります。カメラマンやアシスタントなどスタッフを複数配置することも可能になります。さらに動画にBGMやナレーションを入れたり、クオリティの高い演出を加えるなど、より質の高いライブ配信が可能になります。ライブ配信だけではなく、企画やマーケティング施策なども担ってくれる会社もあるため、費用よりも配信やマーケティングの効果を重視したい方は検討してみてもよいでしょう。
この予算で対応してくれる会社でおすすめするのは…
■株式会社ビデオマッチング
株式会社ビデオマッチングは、パッケージ料金ではなく、依頼者のライブ配信内容に合わせた料金システムを提案しています。企画から依頼したいのであれば、50〜100万円で対応可能です。ライブ配信自体が初めてで、詳しいスタッフもいないという方は、このような企画から当日のサポートまで担ってくれる会社を選ぶと安心でしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ライブ配信は収録と違い、当日の予期せぬトラブルが起こりやすいです。簡易的なものであれば代行業者に依頼しなくてもライブ配信は可能ですが、そういったトラブルに適切に対応できるようにするためには、専門知識や技術を持った会社・スタッフにお願いするのがいいでしょう。予算に余裕があれば、よりサポート体制が充実していて、自由度の高い提案をしてくれる会社を探してみてはいかがでしょうか。
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