SNSにおけるUGC有効活用

昨今、生活スタイルや購買行動の変化に伴い、一般ユーザーが投稿したSNS上のUGCをマーケティングに活用する企業が増加しています。 一般ユーザーのリアルな意見は、他のユーザーにとって身近に感じるため非常に影響力があり、多くの企業が重要視しているのです。 実際に、大手企業からECサイトを通じて商品を販売する企業が、UGCをマーケティングに取り入れることで、多くの成果を上げています。 そこで今回は、UGCを中心にメリットや活用方法などをご紹介します。

UGCとは

UGC(User Generated Contents)は、一般ユーザーによって作成・投稿されたコンテンツを指します。 具体的には、SNS、ブログ、写真、動画、イラスト、Wikipedia、まとめサイトなどのテキスト、ECサイトのレビュー投稿などです。 SNS上の投稿には、幅広い種類のUGCが存在しますが、企業が制作したコンテンツは含まれません。 また、一般ユーザーが作成したUGCは、その情報を求めていた他のユーザーや興味を持っているユーザーなどに、認知・共有されています。

SNSでUGC が重要な背景

UGCが重要視されている背景には、デジタルデバイスの進化とSNSの普及、生活スタイルや購買行動の変化があります。 例えば、5大SNSユーザーを対象とした購買行動調査では、SNSなどの一般ユーザーの口コミが、企業アカウント広告と同等の影響力があると公表しています。 最近はSNSで簡単に必要な情報が手に入るため、ネット検索によって商材を比較するユーザーが多いのです。 影響力が高い有効なUGCは、活用次第で莫大な予算をかけずに多くの可能性を発揮できるため、企業から非常に重要視されています。    
 

SNSにおけるUGCのメリット

SNS上にあるUGCの種類は豊富にありますが、購買行動が変化する昨今において、マーケティングに取り入れるメリットとは何でしょうか。 ここでは、SNSにおけるUGCの主なメリットを見ていきましょう。

親近感と信頼性の向上

SNSなどの一般ユーザーのリアルな感想が反映されたUGCは、他のユーザーに親近感を与え、企業情報の信頼性を向上させます。 企業が発信した情報は、商品やサービスの良さを十分に伝えますが、ユーザーを次のステップへ促す、強力な決め手にはなりません。 しかし、同じ立場や視点をもったユーザーの感想は、他のユーザーがイメージしやすいため商品やサービスの購買行動に影響を与えます。 企業はより豊富な種類のUGCを多数獲得することで、発信した情報の信憑性が増し、信頼できるコンテンツとして効果を発揮することができるのです。

クオリティの高いコンテンツを確保

UGCの種類は多数存在するため、企業は投稿の中からクオリティの高いコンテンツを確保できます。 クリエイティブ制作では、成果物が出来上がるまでに、膨大な資料や時間、費用が必要です。 そのため、良質な宣伝素材の種類と量の確保は、多様化するマーケティングにおいて、喫緊の課題です。 例えば、一般ユーザーが情報発信する機会が増加し、ビジュアルに特化したInstagramには、特に高品質な画像が数多くあります。 そのようなUGCを有効に使うことができれば、企業は多くの課題をクリアし、SNSアカウントの継続的な運用が可能になるでしょう。

商品開発や試作改善につながる

UGCのリアルな意見は、既存商品の開発や試作改善にもつながります。 企業にとって根拠があり、考えるべきポイントが明確な意見であれば、対応次第で改善が可能です。 また、企業とユーザーの視点や価値観の相違は、非常に重要な問題です。 場合によっては、これまでの考え方を根底から変える必要もあるでしょう。 UGCには、企業が知り得なかったことに気づく要素があり、新たなマーケットの可能性を秘めています。 さらに、他のユーザーや企業に影響を与えるほか、商品開発や改善、購買行動の促進にも活用できるのです。

UGCの活用方法

UGCが重要視される背景や、メリットをご紹介してきました。 ここでは、具体的な活用方法を見ていきましょう。

UGCを生成する

SNSを使って効率良く成果をあげるには、UGCを生成することです。 よく行われている手法として、SNS上で特定のハッシュタグを付けて投稿したユーザーに対し、賞品をプレゼントするキャンペーンがあります。 企業が自社製品やサービスに関する投稿を促すキャンペーンは、リツイートしたくなる・真似したくなるなど、UGCを生み出しやすい企画であることが重要です。 他にも、人にすすめたい・自己表現しやすい・体験してみたい・店舗で手軽に手に入るなど、共感につながる要素も重要です。 さらに、写真が撮れるものなら競争力が高まり、高品質なUGCを多く獲得することができるでしょう。

UGCを収集する

企業は、商品やサービスにあわせて組織の目標を達成するために、必要なUGCは何かを考え、収集することが重要です。 例えば、キャンペーンなどの企画では、レビューやユーザーの写真といった豊富な種類のUGCを収集できます。 しかし、企業が求めるものと消費者が発信するものは、異なるかもしれません。 そのため、自社の課題や問題解決を考慮して、どのようにUGCを活用するのかを明確にする必要があるのです。

UGCを活用する

企業SNSは、UGCを活用して効果を検証しなければ意味がありません。 それには、課題にあわせたレビューごとに、ユーザーの動向や要望を把握し、効果検証をもとに有効なUGCを収集することが欠かせません。 また、UGCをリポストしたり自社のコンテンツへリンクしたりして、一体感のあるコミュニティにつなげるなど、目標を定めた運用を心がけることが重要です。 例えば、UGCが掲載されたECサイトは、商品やサービスの目的が明確で内容が充実しているため信頼性が高く、新たな購買行動につながるでしょう。    

まとめ

今回はSNS上のUGCについて、メリットや活用方法などをご紹介しました。 UGCは、デジタル化が進む現代社会において、今後さらに利用価値が高まります。 人々のリアルな声によって築かれているUGCは、多くのユーザーや企業に影響を与える、大切な資産です。 企業は、あらゆる角度から効果検証を繰り返して有効なUGCを増やすことで、より良い結果につながるといえるでしょう。  

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