何かの問題に直面したときや、効率よく仕事をしたいという場面で、今までにない良い方法で解決する人がいます。
考えが及ばないような発想は、生まれつきの能力ではなく、誰でも発揮できる力です。
素晴らしいと言われる発想で事業を成功し、海外へ進出している方もおられます。
しかし、その多くは、それまでの経験や膨大な知識を得る努力と熟考、諦めずに取り組んだ結果なのです。
今回は、ビジネススキルでも必要とされる、思いつきを磨く方法をご紹介します。
「思いつき」から成功する人の特徴
成功する人の特徴のひとつに、何かを思いついて、すぐに行動に移していることが挙げられます。 多くの成功者は物事を先延ばしにせず、目標を決めて計画実行し、成功や失敗の要因分析と改善を繰り返し、成果につなげます。 この一連の作業中、常に成果につながる思いつきがあり、マイナスをプラスにしているのです。 では、彼らはなぜ思いつきが簡単にできるのでしょうか。 発想力が豊かな人の多くは、アナロジー思考と言えます。 そして、どのような話題でも話を展開することが可能で、その例え話も分かりやすいのです。 これは、話の本質を理解していること、豊富な知識と発想、多角的な視点に立って考えられるというスキルがあります。 また、ユーモアのセンスがあり、好奇心旺盛な人が多いのも特徴です。 成功する人は、思いつきから自分の世界を広げることが楽しく、失敗こそ成功の近道だと考える人が多いでしょう。
思いつきを磨くには
自分の中にある思いつきを磨くには、どのようにすれば良いのでしょうか。 発想は、すぐに出ても活かせるとは限りませんが、継続することが大切です。新しい知識や経験の幅を広げる
思いつきを磨くには、豊富な知識をつけ、経験を積む必要があります。 自分の興味があるものを深めることも大切ですが、あえて、興味がないものに視野を広げることも大切です。 例えば、デザイナーならデザイン以外の世界を経験することで、新たな発見や考え方を身につけることができます。 自身が経験したことのない世界を体験することで、今までに無い発想が思いつくかもしれません。 このように、経験の幅が増えると、自分の視野や発想の領域も広がります。常に思いつきを意識する
プライベートや遊びでは様々なことが思いつくのに、仕事になると浮かばないということがあります。 その答えは非常に簡単で、真面目に仕事をする人ほど仕事とプライベートを分け、発想のマインドブロックをかけているのです。 そのため、常に思いつきを意識していれば、アイデアは思い通りになります。 なかなか難しいことですが、実は遊びの中にも、多くの発想が詰まっているのです。 多くの成功者は、無意識の中でも、思いつくことに集中しているのです。 思いつきの瞬間は、脳内の情報が整理されて、意外な知識と知識が結びついて生まれると考えられています。 このように、常に思いつきを意識することが、思いつきを磨く1つの方法と言えるのです。日常のできごとを展開する
日常のできごとも、思いつきの助けになります。 例えば、街中で人と会って話をすませ、歩いて帰る間にある光景のすべてが、発想の源なのです。 目に映るものに対して、様々なイメージを膨らませます。 現在から過去、未来、時には、五感を使って想像すると良いでしょう。 街の風景の現在から過去、未来を想像し、風景の中の建物や人の服装を想像する感覚を覚えます。 その際、建物の構造部分や骨組みを想像したり、洋服なら色を変えてみたり、髪のスタイルを変えてみるなど、想像は無限です。 また、五感をそれぞれ個別に使って想像することも、斬新な発想につながります。 いつもと違う日常を経験することで、知らなかった感覚が伝わり、異なる発想が生まれることもあります。 このように、日常と仕事を様々な形で展開することで、発想力が鍛えられるのです。思いつく内容が常に秀逸な人と話す
周囲に、思いつく内容が秀逸で興味深い人がいるなら、積極的にコミュニケーションを取りましょう。 なぜなら、発想力豊かな視点を、その人から学ぶことができるからです。 また、発想が豊かな人の行動を真似ることも良いでしょう。 彼らの多くは、仕事とプライベートの中で、常に思いつきを大事にしています。 楽しみの時間を持ち、趣味を大切にしながら、常に仕事につなげる視点を持ち合わせているのです。 読書を習慣にして語彙を増やし知識を広げ、疑似的に何かを経験している人も多いでしょう。 彼らが思いつく秀逸な事柄は、常日頃からの知識と興味、経験によって成り立っているのです。 その一端を真似るように体験する感覚を身につけましょう。まとめ
今回は、思いつきから成功する人の特徴を通して、思いつきを磨く方法をご紹介しました。 日々さまざまなことを体験し、経験することで、思いつきを磨くことが可能です。 また、何か思いついたらメモする習慣をつけましょう。 常に新しいことを思いつこうという潜在意識が、思いつきを磨く方法なのです。