ECカードシステムそれぞれの違い

今年に入って、新型コロナウイルスの影響が凄まじく、これまでの生活様式を変えることを余儀なくされている人が多いですよね。みなさんは、どのような部分に影響が出ていますか? 特に、ビジネスシーンにおいては、直接的な取引がし辛くなっており、インターネットなどを通じた取引への移行が進んでいるかと思われます。また、個人でお店をやっている方などは、ネットショップを開くなど、新しい試みにも挑戦していかなければならない状況です。今回は、こうしたネットショップの利用やネット上で の取引の際に使われる「EC」について、ご紹介していきたいと思います。

ECてなに?

ECとは、Electric Commerceの略称で、イーコマースと呼ばれる電子商取引のことを指します。インターネットやネットワーク等を通じて、商品の契約や決済などを行なうシステムです。ネットショップや、ネット上での取引は今や当たり前になっていますが、こうしたECサイトで買い物をする際に皆さんは様々な方法で代金を支払いますよね。 例えば、代引き・コンビニ振込・銀行振込・クレジットカードなどです。この中で、クレジットカードの利用は6割を超えているというデータがあります。このクレジットカードを利用したECサイトでの、決済接続方法についてついては、いくつか種類がありますので、これをご説明していきたいと思います。

接続方式について知ろう!

まず、決済方法については、先程いくつかご紹介しましたね。これらには、手数料の違い・決済完了までに要する時間のちがい・手続きのちがいなど、様々ありますよね。コンビニ振込の場合は、購入者がコンビニへ行って支払いを済ませてから、今度はコンビニの従業員がその決済手続きを行なうなど、様々な過程を踏んでECサイトへの決済が行われていきます。クレジットカードも同じです。購入者は、ネット上でカード情報を入力するだけですが、ECサイトでの決済が完了するまでには、クレジットカード会社を通ったり、決済代行会社を通ったりします。これが、「接続方式」というものです。ECサイトがクレジットカード会社と直接やりとりするようにすると、とんでもない労力がかかります。クレジットカード会社ってたくさんあるので、1社ずつとやり取りしていたら途方もないですよね。ですから、基 本的に決済代行会社を利用しているケースが多いです。この場合だと、やり取りする会社が一つに絞られるので時間的にも労力的にも余裕が生まれるというわけです。ここでは、決済代行会社を利用した際に選択される主要な接続方式を4つご説明します。

リンク型

ECサイトから、決済代行会社の決済ページに飛んで、決済を行なう方式です。ポイントは、購入者がカード情報を入力するページが、決済代行会社のものであるという点です。これによって、ECサイト側が購入者の個人情報を保持管理する必要が無くなるわけです。サイト運営者の個人情報流出などのリスクが減るわけですね。

トークン型

ECサイトのシステムの中に、JavaScripitプログラムを組み込むことで決済を行なう方式です。この時利用するJavaScripitプログラムは、決済代行会社が提供するクレジット決済画面の部分になります。これを自分のサイトに組み込むことで、自サイト上でカード情報を入力することになりますが、この部分の情報は直接、決済代行会社へ送信されるためECサイト側で購入者の個人情報を維持管理する必要があり ません。リンク型と似ていますが、リンクページに飛ぶ手間を一つ省けるというところで違いがあります。その分、サイト構築の際の労力はかかりますね。

データ伝送型

ECサイト側が、SSL対応サーバーを通して、決済代行会社へ購入者の個人情報を送信して決済を行なう方式です。SSLというのは、Secure Sockets Layerの略で、簡単に言うと個人情報を暗号化して送受信できる仕組みのことを指します。ネット上で個人情報を扱う際には、こうした暗号化をしっかりしておかないとデータが流出した際に、簡単に悪用されてしまいます。 この方式を利用する場合は、ECサイト側が、購入者の個人情報を自分で管理する必要があります。ですが、商品購入までの流れが自サイトで完結されるため、購入者の手間が減ることと、注文件数が多い場合には非常に有効です。

メールリンク型

ECサイトで商品を購入した後、メールに決済画面のURLを記載して案内する決済方式です。この時、決済する画面は決済代行会社の画面になります。この方式は、事前に見積もりなどが必要な場合や予約販売などで数量の確認が必要な場合に有効です。購入までに手数が増えることになりますが、敢えてこの方式で決済することで、事前作業を噛ませることが可能となります。 使いたい決済方法・方式を提供している会社を探そう 以上が、メジャーな決済方式でした。実際に、自分でECサイトを運営する場合には、決済代行会社を選ぶことになります。この際にポイントとなるのが、自分の使いたい決済方法や決済方式に対応しているかどうかという点です。 決済代行会社を利用するには、当然ながらコストがかかります。コストの低さだけを優先してしまうと、望んでいた決済方法や方式を利用できないという不自由を強いられる場合がありますし、あまり知名度が低いところは信頼度も低いため、セキュリティに面でも心配になりますよね。このため、それぞれの会社の違いをじっくり調べるところから始めた方がよさそうです。調べた情報を踏まえて、その決済代行会社を使ってちゃんと利益を出せるかどうか、いわゆるイニシャルコストとランニングコストを考慮する必要もあります。

まとめ

今回は、ECサイトを運営する際に必要となる「クレジットカード決済」について、決済代行会社を利用した決済方式に焦点を当ててご紹介しました。 特に、個人やお店でこうしたECサイトの構築を進めている方には、しっかり押さえておいて欲しいところです。とにかく、導入までのスピード感を求めるなら、リンク型やトーク型を用いて即配備をおすすめしますが、コストや購入者の手間を省くことを考えると自サイトでの完結が魅力的であるため、後々決済方式を移行していくのも手段の一つかもしれません。

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