簡単そうに見えて実は難しいテーブルフォト。撮影に苦労している人も、いるのではないでしょうか。きれいな写真をブログやSNSに乗せれば、たくさんのコメントをもらえます。
また写真が話題になれば、写真の価値が跳ね上がり収入につながる場合も。テーブルフォトには、夢があります。この記事では、そんなテーブルフォトを撮影するコツを紹介。
初心者でも、きれいなテーブルフォトを撮影するための準備や撮影するときのポイントを解説していきます。テーブルフォトに興味がある人は、参考にしてみてください。
撮影する前の準備
きれいなテーブルフォトを撮影するコツは、準備に時間をかけること。実際に撮影をすると、さまざまな部分が気になりがちです。光の当たり方がおかしい・撮影しているうちに、テーマがあいまいになってきた。
そんな撮影のリスクを避けるためには、準備を万全にして撮影に挑む必要があるのです。
まずは天気予報をチェック
きれいな写真を撮影するために大切なのが、天気予報のチェックです。なぜ天気予報と写真の撮影が関係してくるのか。
それは自然光を利用すると、見やすい写真になるからです。曇りの日に写真を撮影すると、どうしても全体が暗い印象になります。
「真っ赤な薔薇がくすんで見える」「色鮮やかな料理が地味な印象に」
せっかく美しい被写体を用意したのに、残念なことになります。人口の光で照らす方法もありますが、見る人によっては違和感を抱かせる可能性も。
自然なイメージをアピールしたいなら、自然光を利用して写真を撮影するのが望ましいです。
写真のテーマを明確にする
テーブルフォトを撮影する際は、写真のテーマをはっきりさせておくことをおすすめします。テーマがあいまいだと、何を主張したいのか分からない写真になる可能性も。
たとえばカフェをテーマにした場合、モダンを意識したカフェ・西洋を意識したカフェ。
同じカフェでも、イメージは全く異なります。またコーヒーを主役にするのか?ケーキを主役にするのか?
何をメインにするかによっても、全く違った写真になります。テーマが決まっていないと、実際に写真に写っている物とテーマがかみ合わなくなる可能性が高い。
理想的な写真を撮るためには、「どんな写真を撮りたいのか」を明確にすることが大切です。
テーマに合った被写体を用意
テーマに合った被写体を使うと、全体に統一感が出ます。たとえば読書のために入ったカフェがテーマなら、食べ物ではなく本を被写体に選択した方が分かりやすい。
休憩のために入ったカフェなら、本よりもコーヒーやケーキを被写体にした方がテーマに沿っているといえます。もちろん人によって感性はさまざまなので、言い切れない部分もあります。
しかし見た人がすぐにテーマを分かってくれる被写体を用意するのも、テーブルフォトの醍醐味といえるのではないでしょうか。
配置を決定してレフ版を立てる
被写体の配置を決定したら、レフ版を立ててみましょう。レフ版とは写真を撮影する際に、明暗差を無くしてくれるアイテムです。写真の撮影で大変なのが、逆光の問題。
逆光が原因で被写体の大切な部分に影が入り、思ったような写真にならない場合も。レフ版があると被写体に光が反射され、影の映り込みを防ぐことができます。
レフ版はカメラ販売店や通販サイトで販売しているので、検討してみてください。レフ版が見当たらない場合は、100均ショップで売っているホワイトボードを使うのも手です。
ホワイトボードを2つ並べて布テープで固定すると、レフ版と同じ役割を果たすアイテムが出来上がります。ほかにもサンバイザーを利用する方法もあるので、色々試してみてください。
撮影するときのポイント
きれいなテーブルフォトを撮影するためには、ただ撮るのではなく工夫をしていくことが大切です。ベストな1枚を狙っていきましょう。
さまざまなアングルから撮影
被写体の配置が決まったら、さまざまなアングルから撮影していきます。真上・斜め・横など、多様なアングルから写真を撮影しましょう。「同じアングルで何枚も取ればいい」そう考えがちですが、写真はちょっとアングルが違うだけで全く異なる作品になります。
真上から撮影した方がきれいに見えると思っていたけど、実際は斜めから撮った方がきれいだった。
こういったケースは良くあります。後から撮影のやり方を変更するのは意外に大変。(条件がちょっと違っただけでも、全く異なる写真になるため)
そのためアングルを細かく変更しながら、1度に撮影してしまうのが望ましいです。
アイテムを使って被写体を際立たせる
アイテムをうまく活用することで、さらに被写体の魅力をアップさせることができます。
たとえば被写体がコーヒーなら、花を生けた花瓶を置くことで華やかな印象に。
本を置けば知的な印象になります。どちらもコーヒーをメインに据えていますが、アイテムを活用することでより魅力を引き立てることができます。
写真を撮影していると、何かを足した方が良い気分になるときがあります。そんなときはさまざまなアイテムを使って、自分のイメージに合った写真を撮影してみてください。