インターネットが普及したことによって、人と人がオンラインでつながれるようになりました。そういった中で当たり前の存在となったのがSNSです。家族や友人知人といったリアルなつながりはもちろん、オンライン上でだけのつながりというものも持てるようになりました。
今は人とつながるだけではなく、情報を発信するためにもSNSが使われているのですが、そこで注目を集めているのが「映え」です。
ここでは、SNS映えする写真の撮り方についてご紹介していきたいと思います。
グリッドで構図を意識する
SNS映えする写真を撮るために、感覚的に構図を変えていっているという方も多いのではないでしょうか?実際にそのほうが写真家になったかのような気分も味わえますし、楽しめるでしょう。ただ、撮った写真を改めて見てみると「なんかそうでもないな……」ということがほとんどかと思います。
感覚的に構図を探っていくのも悪くはないのですが、もっと手っ取り早く構図を意識できるテクニックがあります。それがグリッドの利用です。スマートフォンのカメラで撮影する方がほとんどでしょうから、スマートフォンのカメラでグリッド機能をONにしておきましょう。
グリッド機能をONにしておくと、画面に線が出てきます。これによって全体の構図というものを意識できるようになりますし、どこに視線が行きやすいのかもわかるようになります。シンプルではありますが、是非活用していきたい機能です。
自然光を積極的に取り入れる
写真撮影をするときにポイントとなってくるのがライトです。
フォトスタジオなどで撮影する場合には本格的な照明機器が置かれているかもしれませんが、実は自然光というのはそういった照明機器にも負けないくらいの威力を持っています。
そのため、SNS映えする写真を撮りたいのであれば、自然光を積極的に取り入れていきましょう。明るいうちに外で撮影するのもいいでしょうし、店内などで撮影する場合にはできるだけ窓際の場所を確保するようにしましょう。それだけでも印象がまったく違ってきます。
特に、窓ガラスを越しの自然光というのは分散されることによって、ふわっと柔らかい雰囲気の写真に仕上がります。
人工的な明かりが悪いというわけではないのですが、映えを意識するのであれば自然光を取り入れたほうが仕上がり的には絶対よくなります。
小物で映えさせる
SNS映えというのは、ちょっとした小物使いでも十分に可能です。
例えばの話ですが、自宅で料理を作ったとします。なかなかの出来なのでSNSにアップしようとなったときに、フライパンのまま撮影したのでは映えも何もありません。ただ、オシャレな食器を出してきてテーブルの上にお花でも飾っておけば、同じパスタでも立派なSNS映えする写真になってくれるのです。
実際に最近ではフォトスタジオにも映えさせるための小物が多数用意されていますし、そういったフォトスタジオには映えを求めて多くの方が足を運びます。何でもないものでも、小物の使い方次第でSNS映えする素材に早変わりです。
カラフルな被写体を選ぶ
基本的に被写体というのは何でもOKなのですが、手っ取り早くSNS映えを目指すのであればカラフルな被写体がおすすめです。
例えば、最近ではレインボーカラーのスイーツなどが流行っています。カラフルな被写体というのは、それだけで映えます。
特に、日本人は海外の色使いに憧れを抱くような傾向がありますし、海外を感じさせる色使いというだけでおしゃれだと思う方が多いです。食べ物に限らず、カラフルな被写体を選んでみましょう。写真を撮っているほうも楽しくなってくるはずです。
わざとぼかしてみる
写真というと、すべてがクリアに見えているほうがいいと思われがちです。確かにすべてがクリアに見えていたほうがいい写真もあるのですが、SNS映えを目指していく場合には常にクリアにする必要はありません。というのも、あえてぼかすことでSNS映えする写真に仕上がることもあるのです。
例えば、交差点の人混みを背景に何かを撮影した場合、交差点の人混みがそのままクリアになっていると被写体とした何かが埋もれてしまうかもしれません。逆に、交差点の人混みをぼかして、被写体だけがクリアになっているとどうでしょうか?一気にオシャレな感じになります。
言ってしまえば、ピンボケなのですが、テクニックとして取り入れることによって被写体をより魅力的に際立たせるだけではなく、SNS映えする写真に仕上げられるのです。