近年フリーランサーに仕事を委託する企業が増加しています。

フリーランサーを活用することによって、企業として大きなメリットを得ることができます。

しかし、その方法を間違えてしまうとデメリットにもなりかねないため、フリーランサーへの依頼に慎重になっている企業もいらっしゃるでしょう。

これからフリーランサーへの依頼を検討している企業にとって、メリットとデメリットを知ることによって対策を講じることもできるかもしれません。

そこで、今回はフリーランサーに仕事を頼むメリットとデメリットについてご紹介させていただきます。

 

フリーランサーに仕事を頼むメリット

今までの働き方では、1つの仕事に対して社員がそれぞれ業務分担を行って取り組んできました。

しかし、近年フリーランサーに依頼するという新しい働き方が生まれたため、その常識も変化してきています。

フリーランサーをうまく活用することで、これまでの働き方にはなかったさまざまなメリットを得られるでしょう。

ここでは、フリーランサーに仕事を頼むメリットについてご紹介させていただきます。

 

社外の新しい視点を導入できる

フリーランサーには、特定の分野に知識や経験があるプロの人材が数多くいます。

特にエンジニアやデザイナーなどの専門知識が求められる職種では、プロがフリーランサーとして活躍することが多いです。

このような人材に仕事を依頼することによって、社外の新しい視点を導入することができるでしょう。

社内の人間だけではどうしても従来のやり方に縛られてしまいがちです。

しかし、フリーランサーによる客観的な視点、多岐にわたる方法を導入することで、今までにない仕事の進め方も可能になるでしょう。

結果として、仕事の質が向上する可能性もあります。

また、このような外部の刺激により、社員のモチベーションが上がることもメリットの1つです。

 

社内の負担軽減

フリーランサーに仕事を頼むメリットの1つに、社内の負担軽減があります。

企業で採用した新人が一人前として活躍できるようになるためには、教育に膨大な時間と費用が必要になります。

また、教育を行う社員は通常の業務に加えて新人の指導を行う必要があるため、非常に大きな負担になるでしょう。

しかし、フリーランサーはもともとスキルをもった人材であるため、このような教育の費用や手間を考える必要がありません。

また、近年では人手不足に頭を抱えている企業では、常に少人数で膨大な仕事を進めなければいけません。

このことが原因で、長時間労働や過重労働などの問題が発生しています。

フリーランサーに依頼することによって、人手不足を解消し、社員の負担を大幅に減らすことも可能なのです。

このように、フリーランサーをうまく活用することで、社内の負担を減らす効果を得られます。

 

社内の生産性向上

社内の生産性向上も、フリーランサーに仕事を頼むことで得られるメリットの1つです。

フリーランサーに頼らない従来の仕事の進め方では、社員は利益に直結するコア業務と、利益に直結しないノンコア業務の両方を行う必要がありました。

このような状態では社員に余裕がなくなり、コア業務に専念することができません。

結果として企業として利益を上げにくい状況が生まれていました。

しかし、フリーランサーに仕事を頼むことで、社員それぞれの負担が減って重要度の高いコア業務に集中できるようになります。

社員が一丸となってコア業務に取り組むことで、企業として大きな利益を得ることが可能でしょう。

 

フリーランサーに仕事を頼むデメリット

フリーランサーに依頼する場合には、メリットだけではなくデメリットがあることも忘れてはいけません。

デメリットを把握しないままフリーランサーに仕事を依頼すると、大きなトラブルに発展する可能性もあるといえるでしょう。

ここでは、フリーランサーに仕事を頼むデメリットについてご紹介させていただきます。

 

社内にノウハウが蓄積されない

フリーランサーに仕事を頼むことで、外部にいるプロの知識や技術を仕事に取り入れることができます。

しかし、社内のノウハウが蓄積されないというデメリットもあります。

従来の仕事の進め方では、仕事を進めていくことで社員のスキルアップやノウハウの蓄積を行うことができました。

しかし、仕事をフリーランサーに頼むことを前提とした体制になると、社員や企業としてのスキルは成長しなくなってしまうことが起こり得ます。

もしも、永続的にフリーランサーに依頼をすることができれば問題ないかもしれません。

しかし、時には忙しくて協力が得られないといったケースも充分に考えられます。

そのため、フリーランサーに依頼できない場合に業務を進めることができないといった事態になる危険性があるのです。

フリーランサーを活用する場合には、社内のノウハウの蓄積や教育、業務体制の構築・管理にも注意するようにしましょう。

 

人材探しの手間がかかる

仕事を頼むことができるフリーランサーを探すことは、手間がかかるものです。

もし、スキルや経験が足りない人材であった場合、納得できる仕事にならない可能性があります。

むしろ品質が下がり、トラブルの原因になる危険性も考えられるでしょう。

そのため、フリーランサーそれぞれにどのような実績や経験があるのかを確認しなくてはいけません。

このような人材探しを行う場合、フリーランサーに依頼した経験がない企業では、時間がかかってしまうこともあり得ます。

現在では、企業とフリーランサーをマッチさせるサイトが多くあるため、そのサイトを活用すれば手間を省くことはできるかもしれません。

しかし、それでも多少なりとも手間が必要となるため、時間に余裕を持って探すことがオススメです。

 

まとめ

今回は、フリーランサーに仕事を頼むメリットとデメリットについてご紹介させていただきました。

日本では少子高齢化により、これからも人手が不足した状態が続くでしょう。

そのため、フリーランサーに仕事を頼む企業が増加していく可能性があります。

フリーランサーを活用することで、さまざまなメリットを得られる一方で、トラブルの原因になるデメリットも存在します。

そのため、フリーランサーのメリットとデメリットを把握し、上手に活用する体制を整えましょう。