デザイナーに学ぶ構図の基本
2021年05月12日

人が素直に良いと感じたデザインの多くは、デザイナーが効果的に構図を配置し、見る人の視点を思うままにコントロールしています。

構図の配置は、メインを明確にして水平と垂直を常に意識するだけで、同じデザインでも印象が大きく異なる場合があります。

そのため、バランスが良いデザインを目指すなら、魅力を感じるデザイナーの手法を積極的に学び、様々な構図の基本を研究することが重要です。

今回は、様々なシーンで活用できる構図の基本を見てみましょう。

 

 

基本的な構図の種類

構図には多くの種類がありますが、ここでは基本的な5つの構図をご紹介します。

基本を試しながら良いと思った感覚を繰り返すと、次第に色々なタイプの構図ができるようになり、デザインセンスに磨きがかかるでしょう。

 

 

日の丸構図

日の丸構図は、日本の国旗のように画面の中央にコンテンツを配置する方法です。

この構図は、コンテンツをストレートに捉える一方で、シンプルなため平凡な印象を与えると敬遠されることがあります。

しかし、意図して中央部に配置したコンテンツは圧倒的な存在感があり、それ以外の部分との対比が大きいほど効果が増します。

日の丸構図は、コンテンツにインパクトを与えたいときや、新しい何かを連想させるときなど、効果的に目立たせることが可能です。

また、他の構造と組み合わせると、より効果を期待できます。

 

三分割法

三分割法は、画面を縦と横に三分割して9等分し、計4本のラインと4つの交点にコンテンツを配置する方法です。

この構図はバランスが取りやすく、注目させることが容易なため、様々なシーンで活躍します。

デザインする上で、使いやすい基本的な構図として覚えておきましょう。

同じ図でも、中央に配置しているコンテンツを線上にずらすだけで一気にデザイン性が増します。

また、交点に重要なコンテンツを配置すると全体のバランスが取れるので、簡単に注目度を高められます。

 

対角線構図

対角線構図は、画面全体を斜めに区切り、対角線上にコンテンツを配置する方法です。

この構図では、ラインに沿った視線の誘導が狙えます。

斜めにすることで動きがでるため、奥行きやリズム感、インパクトがある構図になるのです。

メインが2つあるときに、真横より対角線上に置くと、バランスが取りやすくなります。

また、水平が基準になるコンテンツは、無理に斜めに配置すると不自然になるため、メインにしたい部分を切り取って表現すると良いでしょう。

対角線構図は、四隅や対角線上になくても、1本の線として表現するとバランスよく見えます。

 

三角構図

三角構図とは、3つの頂点を結ぶと三角になり、頂点が小さく底辺が広い構図です。

この構図は、底辺を水平にすると安定感をアピールでき、頂点までの斜めのラインが長くなるほど、奥行きや高さを強調できます。

メインのコンテンツだからといって、3つの頂点を画面の中に配置する必要はありません。

3点を意識してバランスを考えながら画面に配置すると、バランスが取れる構図になります。

三角構図は、遠近感や安心感を与えるデザインですが、上級者は不安定な逆三角形の構図を見事にデザインするケースがあります。

 

額縁構図

額縁構図は画面内にもう1つ枠をつくり、額縁にコンテンツを配置する構図で、トンネル構図とも言います。

この構図を使うと、絵画のような印象を与えることができるため、枠内の要素を強調させる効果が生まれるのです。

メインのコンテンツを明るくして周囲の背景を暗く囲むことで、引き締まった印象を与えられるので、メインに視点を集めることができます。

例えば、窓枠を使って絵画のように景色を魅せる構図は、この手法を上手く利用しています。

額縁構図には、見せたいものを枠内に配置することで、目線を集中させる効果があるのです。

 

 

 

 

レイアウト4原則と構図8原則

レイアウトには、近接・整列・反復・対比という4原則があり、構図にも8つの原則があります。

要素をまとめて揃える近接や整列に対し、反復とコントラストは、異なる要素を差別化して関係性を効果的に表現しているのです。

レイアウトの原則は、デザイナーが基本にしている考え方で、深く理解すると様々なシーンで活用できます。

また、構図8原則を使うと、デザインの印象をコントロールすることが可能です。

構図8原則には、中軸・放射・拡張・ランダム・グリッド・対角線・モジュール・対称があります。

レイアウトに触れる際は、プロのデザインがどのような技術に基づいてつくられているのかを、分析することが重要です。

このように、構図の原則を学習することで、より高度なデザインを行うことができるでしょう。

 

 

基本構図の変容

レイアウトや構図、色の配色などには基本的な原則があります。

基本構図を意識した上で、あえて固定されたラインを崩すと、デザインに変化を生むことができます。

例えば、中央に交差する対角線の点の位置を左上や右下に移動すると、普段と違ったアプローチになるのです。

このように、ラインの移動や基準になるポイントに変化を持たせてコンテンツを配置するなど、考え方次第でデザインは無限に変化します。

それには、構図の基本を学ぶ必要があるといえるでしょう。

 

 

まとめ

今回は、構図の基本についてご紹介しました。

デザイナーが印象的なデザインをつくるときは、今回ご紹介させて頂いたような様々な原則を意識しています。

普段何気なく目に留まる魅力的なデザインは、細かな戦略や原則を意識した、レベルの高いデザインといえるでしょう。

 

 

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