アイデア発想法のあれこれ①
2021年03月31日

ビジネスシーンでは、やはりアイデアというものを求められます。アイデアひとつでビジネスがうまくいくこともありますし、アイデアによって救われるということもあります。ただ、アイデアというのは出せと言われてそう簡単に出てくるものではありません。では、そのようにアイデアを発想していけばいいのでしょうか?ここでは、簡単に実践できるアイデア発想法をいくつかご紹介していきたいと思います。

 

 

オズボーンのチェックリスト

 

まず挙げられるのが、オズボーンのチェックリストというものです。アレックス・F・オズボーン氏がアイデアを新たな視点から見るために作成したチェックリストです。ちなみに、オズボーン氏はブレーンストーミングの考案者でもあります。

オズボーンのチェックリストでは、アイデアを発想する際にチェックする項目を以下の9つに定義しています。

 

転用(Put to other uses):既存の商品やサービスに他の使い道がないか

応用(Adapt):同じような商品やサービスが他にあるとしたらそこからアイデアを拝借できないか

変更(Modify):色や形、使い方などを変えることで新しいものを生み出せないか

拡大(Magnify):商品やサービスを大きくすることができないか

縮小(Minify):商品やサービスを小さくすることができないか

代用(Substitute):既存の商品やサービスがなかったとしたら他に代用できるものがあるか

置換(Rearrange):配列やレイアウト、パターンなどを変えることはできないか

逆転(Reverse):既存の商品やサービスを逆さにすることはできないか

結合(Combine):既存の商品やサービスに何かを組み合わせた新しいものができないか

 

見ての通り、とてもシンプルです。基本的には既存の商品やサービスなどからアイデアを出していくことになりますので、アイデアを出すにあたってのハードルもぐっと下がってきます。

 

 

 

 

・KJ法

KJ法というといかにも海外の学者先生が……というイメージがあるかもしれませんが、実は文化人類学者である川喜田二郎氏が考案した発想法になります。「KJ」というのは川喜田二郎氏のイニシャルです。このKJ法というのは、グループでのアイデア出しに役立ってくれます。

まずは、アイデア単位化をおこなっていきます。そのために、議論するべきテーマを設定して、模造紙と数十枚から数百枚のカードを用意しましょう。参加者ひとりずつにカード数十枚ずつ渡していき、そのひとりひとりが1カードにつき1つのアイデアという形でカードにアイデアを書いていきます。そのアイデアカードを大きい模造紙の上に広げていきます。

次に、アイデアのグループ化をおこなっていきます。模造紙の上に広げたアイデアカードを大分類・中分類までグループ分けして、グループ化されたカードの一番上に別の色のカードでグループ名を記載していきます。この後の作業のために、それぞれのグループは適当な間隔をあけた上で、模造紙の上に置いておきます。

続いて、図解化をおこなっていきます。それぞれのグループ間の関係性を模造紙の上に記載していくのです。例えば、「このグループとこのグループは相反する関係にある」「このグループとこのグループは何かしらの関係性がある」といった具合です。

そして、最後に文書化をおこなっていきます。ここまでですでにアイデアが整理されているかと思いますので、設定したテーマにそって内容をアウトプットしていきます。もともとあったアイデアをさらにブラッシュアップすることもできますし、この作業を通してさらに新しいアイデアが出てくるということもあるでしょう。

手間はかかりますが、学生時代のグループ学習のような感じで楽しみながらアイデアを出していくことができます。自然とコミュニケーションもとれるようになるので、単なるアイデア出しの時間だけではなく、充実した時間を過ごせるかと思います。

 

 

・マインドマップ

マインドマップについてはご存知の方も多いでしょう。トニー・ブザン氏が提唱している思考の表現方法です。実際に自分の考えていることを書き出していくことによって、いろいろなことが見えてくるようになります。

例えば、自分と同じ性別、同じ年代をターゲットとした商品のアイデアを出したいと思ったとします。その場合には、大きめの紙のど真ん中に「自分のほしいもの」と書き出します。そこから仕事の効率がアップするような便利アイテムがほしいと思ったら、「自分のほしいもの」から線を引いて「仕事の効率アップにつながるアイテム」と書き込んでいきます。「仕事の効率アップにつながるアイテムでも大きいものは困るから小さめのものがいいな」と思ったら、「仕事の効率アップにつながるアイテム」から線を引いて「小さめのアイテム」といった感じでさらに枝を広げていきます。

他にも「仕事ではなくプライベートでほしいもの」もあるでしょうし、「趣味に関するものでほしいもの」といったものもあるでしょう。このようにひとつのテーマから枝分かれさせて、自分の思い浮かんだことを自由に書き込んでいくのがマインドマップです。

マインドマップを実践したことのない方だと「自分の頭の中で思い浮かべるのと何が違うの?」と思うでしょうが、マインドマップでは自分の思考を書き出すということがとても重要になってきます。自分の思考を見える化させることによって、自分の考えていることを客観的に分析できるようになるのです。

このマインドマップは基本的に人に見せることは想定していません。そのため、自分ひとりでアイデア出しをしていきたいというときには、最適な方法と言えるでしょう。アイデア出しに限らず、自分の思考がまとまらないときには積極的に活用していきたい方法でもあります。

 

・シックス・ハット法

シックス・ハット法というのはマルタの心理学者エドワード・デボノ氏により発案された発想法になります。名前の「シックス・ハット」とは6色の帽子のこと指しており、6色の帽子を人数分用意して、議論の段階に応じて全員で同じ色の帽子をかぶっていきます。同じ色の帽子をかぶることで議論の方向性を統一していき、その中でいろいろなアイデアを出していくことができます。

6色の帽子とそれぞれ色の帽子をかぶっているときに議論すべきことは以下の通りです。

 

白の帽子:情報やデータなどの客観的な事実のみを確認

赤の帽子:アイデアやテーマに対する気分や感情を発信&確認

黄の帽子:アイデアに対する楽観的な見解を発信

黒の帽子:アイデアに対する悲観的な関係を発信

緑の帽子:アイデアに対する発展や想像、可能性を発信

青の帽子:議論の進行に問題がないか確認するときのみかぶる

 

テーマを決めた後、基本的に帽子の色を変えるタイミングは自由です。このシックス・ハット法に関しては、ひとり進行役を置いておいたほうがよりスムーズです。

 

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