理論派デザイナーと感覚派デザイナー
2021年03月27日

デザイナーに必要な能力は、直感だけではありません。

デザイナーは、理論派デザイナーと感覚派デザイナーに分けられます。

すべて説明できるように調べる理論派と、インスピレーションなどの感覚で制作する感覚派の違いは、どこにあるのでしょうか。

どちらのデザイナーも本質的な部分は同じであり、変わらないと言えます。

そこで今回は、この2つのタイプについて、基本的な所から見ていきましょう。

 

 

理論派デザイナーとは

理論派デザイナーは、事前に調査を行い理論に基づいて制作するというタイプです。

このタイプは、制作する前に類似サービスで使われている傾向を、徹底的に調べることから始まります。

そのため、デザインの方向性やディテールを、制作の初期段階で直感的に決定することはありません。

事前の調査や分析で、ニーズやターゲットを踏まえ、新しい視点を取り入れることで、説得力がある効果的なデザインを制作することができるのです。

理論派デザイナーは、機能性の部分を理論で考え答えを導き出しますが、感覚を頼りにデザインを決定することもあります。

しかし、それはデザイナーとしての経験値と、調査に裏付けられた情報から、感覚的に決定しているのです。

 

感覚派デザイナーとは

感覚派デザイナーは、依頼された時点で会話の中からインスピレーションを得て、制作するというタイプです。

このタイプは、課題に触れたり打合せをしたりする中でスイッチが入り、イメージが次々浮かんでくるというような傾向があります。

そのため、初回の打合せ後、自身のひらめきを頼りにデザインを作成し、具体的に進めることがあるのです。

感覚派デザイナーの瞬間的な発想は、心が揺さぶられることがあります。

しかし、そのデザインは理論に基づいている場合があるのです。

多くのデザイナーは、体系的にデザインの原則を学んでいます。

そのため、経験値が高ければ高いほど、理論の分析に基づいた独自の感覚がひらめいていると言えます。

 

 

 

 

デザイナーの役割

Webデザイナーは、コンセプトの構成やコンテンツの提案、デザインやコーディング、プログラミングなどを行いますが、その役割は様々です。

デザイン制作は、クライアントのヒアリングや競合サイトの調査、分析から始まります。

次にサイト設計・画面情報設計・デザイン・プログラミング・最終確認で完成します。

これら一連の作業は、1人あるいはチームで行われているのです。

チームで行う場合、UI/UXデザイナーは画面情報設計を、マークアップエンジニアは設計の改良やプログラミングを、設計を基にしたコーディングはプログラマーが担当します。

他にもプロデューサーは全体をまとめ、プランナーは企画ヒアリング、ディレクターとアシスタントディレクターは進行管理を行います。

このように、デザイナーの業務は幅広いため、人によって作業範囲が異なるのです。

 

デザイン制作と理論

Webデザインの制作は、事前に現状を認識して様々な情報調査をすることから始まり、理論に基づいて組立てていきます。

ここでは、制作前の調査と理論についてご紹介します。

 

デザイン制作前の調査

デザイン制作の前に行う調査は、マーケットの全体像や競合する企業と比べ、企業の立ち位置や方向性、問題点を見極めることが目的です。

競合する企業の調査や分析、類似デザインを知ることは、多くの課題を解決することにつながるのです。

Web上では他社と差別化を図るため、様々なこだわりや手法を使ったページが、多く存在しています。

そのため、新しい視点でつくり出した成果物は、魅力的なビジュアルだけではなく、機能的でかつ高い訴求力があります。

デザイン制作には、依頼者の意図についての調査、適切な判断力と画期的なストーリーや戦略、ユーザーや社会が共感する設計が求められるのです。

 

デザイン制作の理論

デザインは、その多くが様々な理論に基づいて組立てられています。

例えば、黄金比は人が美しいと感じる比率なので、多くの企業がデザインに取り入れているのです。

また、日本に馴染みがある白銀比は大和比とも呼ばれ、A版・B版用紙がこの比率になっています。

他にも、フラクタルは似た様な図の集合体で、植物のイラストの配置などで使われています。

泡構造は、背景に星型を使うときにその構造を意識して配置すると、自然なバランスのレイアウトになるのです。

色の組合せは、色相環のカラースキームを理解すると、相性の良い組み合わせが容易になります。

このように、様々な理論を使ったデザインを用いると、人の感覚をより強く刺激することができるでしょう。

 

デザイナーに必要な感覚と理論

デザイナーは感覚と理論を共存させ、使い分けることが必要不可欠です。

人は、感覚で情報を選択しながら取り込み、その情報を理論で考え整理しているのです。

デザインに関する理論には、様々な原則が存在しますが、それは自然界にも通じる美しさを無意識のうちに感覚的に組み合わせています。

自身の引き出しから生まれる感覚は、経験値に基づいた理論が、根底に存在しているのです。

このように、デザイナーは常に感覚と理論を使いこなし、美しいデザインをつくり出しています。

 

 

まとめ

ここでは、理論派と感覚派のデザイナーについて、ご紹介しました。

優れたデザインを制作するデザイナーは、現実世界の様々な情報から、必要なものを感覚的かつ理論的に考え選択しています。

どちらのデザイナーも、目的を達成するために感覚と理論をバランスよく使っているといえるでしょう。

 

 

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