アート思考とは何か
2020年12月15日

世の中には様々なアートがありますが、アート思考とは何かご存知でしょうか。

芸術家が想いを表現した様々な芸術品は、多くの感動や課題、存在する意味など様々な影響をたくさんの人に与えることがあります。

アート思考は芸術家と同じように自分を起点に、独創的な発想を表現する考え方の一つです。

人々を惹きつけ共感を呼び、新しい価値を生み出すアート思考は、多くのビジネスシーンで注目されています。

アート思考とは何か、デザイン思考との違いも踏まえ考えてみましょう。

 

アート思考とデザイン思考の違い

 

アート思考とデザイン思考は、同じ感覚で捉えられますが、実際には思考のプロセスが異なります。

 

アート思考とは

アート思考とは、従来の常識にとらわれず独創的な発想で、新しい価値を表現する芸術家の思考を取り入れることです。

定義や考え方も様々ですが、共通することは芸術家と同じように、自分軸や自分の哲学など、自分を起点にしていることです。

芸術家は自分の感情や信念、哲学を表現しており、独創的な芸術は人々に感動や問題、課題を投げかけることがあります。

芸術品の意図を人が個々に解釈するのと同じように、アート思考では何をどのようにするのか、その意味を見出し、独創的な発想で人々の共感へつなげます。

アート思考は考え方の一つであり、すべてのビジネスで受け入れられるとは限りません。

しかし、注目されているから取り入れたいと説得するより、共感させる状況をつくる方がより受け入れられるといえます。

 

デザイン思考とは

デザイン思考とはユーザーの立場で考え、理解や共感によってニーズを明確化し、課題解決をする考え方の一つです。

初めのプロセスはユーザーに共感することで、見出した問題点から隠れている根本的なニーズや課題について定義します。

様々な角度からアイデアを選定し、試作品の作成と検証、フィードバックを行い、課題解決まで試行錯誤を繰り返します。

デザイン思考では、より深く狭くユーザーを理解し共感することで、見えていなかったニーズを引き出し、抱えている問題を結論に導くことが可能です。

重要なのは画期的なアイデアより、潜在的な不満や問題を明確化することです。

 

 

 

デザイン思考の問題点とアート思考に求めるもの

 

アートとビジネスは、昔から作品を通して多くの関係性があり、現在はデザイン思考やアート思考が求められています。

 

デザイン思考の問題点

デザイン思考の問題点は、ユーザーの立場で課題解決に導く考え方が、複雑な社会の中で「行為の意図せざる結果」を生み出してしまうことです。

現代社会ではテクノロジーが進歩し、あらゆる課題が解決され、私たちは十分豊かで便利な生活をしています。

プラスチックやペットボトルの登場は、企業や一般家庭が抱える不便を一気に便利に変えましたが、いつでも簡単に廃棄できるため、環境汚染が問題になっているのです。

利便性を高めたことによる課題解決が、世界中の環境問題に発展する意図せざる結果を引き起こしたといえます。

ユーザー中心のデザイン思考では、問題点を回避できません。

そのためには、視点を自分に変えてユーザーや環境まで配慮したデザインをつくるという思考が必要になります。

 

アート思考に求めるもの

科学やテクノロジーの進化は暮らしを豊かにしましたが、今だからこそアート思考に求めるものがあります。

アートが社会環境に深く影響を及ぼした結果、世の中は多くの課題や問題を抱えるようになったことも否定できません。

変動が激しい先が見えない現代社会は、アート思考の独創的な発想を見出すモチベーションが必要とされているのです。

機械化やAI化が進む中、職人気質のものづくりや、不便である時間を楽しむという考え方も、自分を起点にするアート思考に通じます。

アート思考の考え方は、今だからこそ必要な問題や課題、存在の意味について、革新的なメッセージを表現するのに役立ちます。

デザイン思考の問題点も、自分が起点になるアート思考なら、共感を得られるかも知れません。

 

アート思考の共感と意味

アート思考は、芸術家の思考を取り入れた独創的な考え方のため、分からない表現をユーザーに共感してもらう仕掛けをつくることも大切です。

いかに共感してもらうかが重要なので、従来の枠組みや常識に関係なく、自由な発想やその先までを見越し、自己言及を繰り返す必要があります。

世の中は便利なものに囲まれ、新しい価値が創造されにくくなったといわれています。

アート思考で重要なのは、問題を見つけて意味をつくることです。

芸術品に数百万円や数十億の価値が付くのと同じように、ビジネスにおいても戦略的な意味を見出す思考方法は、ビジネスパーソンにとっても大きな学びになります。

これからの時代、アート思考でビジネスの問題を見出し、意味をつくるというスタンスが必要とされるでしょう。

 

まとめ

 

アート思考について、考え方や求められていること、デザイン思考との違いを改めて考えました。

自由な発想は、意味がなければ必要とはされません。

意味があり、共感できるからこそ求められているのです。

ビジネスでも注目されているアート思考に対して、世の中が柔軟に受け入れる体制があれば、今後大きな広がりをみせるかも知れません。

 

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