香りを使ったマーケティング
2020年08月25日

街を歩いているとホテルや商業施設などで、フワッと良い香りがするところが増えました。
記憶に残る香りがビジネスにつながるといった、「香りを使ったマーケティング」が注目されています。
香りによるブランドイメージの定着や販促ツール、これらを更に利用したマーケティングのサイクルは多くのビジネスチャンスをもたらします。
香りの視覚化や演出、ストーリーを伝えることやテクノロジーを利用した機能など、多様性が広がっているのです。

 

香りマーケティングと多様性

特定の香りが、その時の記憶や感情に結びついてよみがえる現象を、プルースト効果と呼んでいます。
長期滞在を狙い購買意欲の向上を促すために嗅覚を利用したマーケティングは、集客やブランドイメージなどのツールとして利用する従来とは違う、新しい方法なのです。
海外の独特な香りの柔軟剤が大ヒットして、日本の柔軟剤もいろいろな香りが販売された結果、香りのマナーを心得て、抵抗も比較的少なくなってきたといわれています。
これまで、自然な香りを好み香水や香りに対して敏感ではありませんでしたが、最近は男女年齢を問わず香水や香りに関する商品を求める方が多くなりました。
テクノロジーが進化してIoTで香りを楽しむことや、ビッグデータを利用した提案など多様性は無限です。

 

香りマーケティングとは

香りでマーケティング?と思う方がおられるかも知れませんが、嗅覚は味覚の約2倍の鋭さを持っているのです。
では、香りを使ったマーケティングとはどのようなものでしょうか。

 

ブランドイメージをアピール

企業やショップがブランドイメージに基づいて、独自に開発した特徴のある香りをブランド・セントといます。
個性的な香りであればあるほど印象づけるのに効果的で、香りとブランドイメージがダイレクトにリンクするので強烈に記憶に残ります。
ブランド・セントは、顧客がブランドイメージとあわせて香りを記憶しているので、他社との差別化を図ることができる新しいブランディングです。

 

マーケティングの販促ツール

嗅覚は嗅細胞、嗅球を介し大脳辺縁系に繋がっているので、本能的な行動や感情と結びつきやすいのです。
そのため、香りは販促ツールとしても有効的です。
例えば、香りを使い心地よく落ち着かせる効果や居心地の良い空間をつくることで、長く滞在するきっかけにつなげます。
また、ブランドの香水や香りがついた商品を顧客が購入し、香りをまとった顧客を通して別の顧客へアピールできるので、間接的な顧客獲得にも期待できます。

 

 

 

記憶を使ったマーケティング

商業施設や旅行先などさまざまなシーンで香りに接したとき、何かを思い出すことはありませんか?
経営学教授サム・ウォーレンは、たとえ思い出せない記憶であっても、香りを嗅ぐとほぼ生来的に古い記憶を簡単に思い出すようになっているといっています。
香りが記憶に結びついてよみがえる現象であるプルースト効果を利用し、顧客が企業やショップを再び訪れたとき、または違う場所で近い香りに接したときに思い出してもらえるのです。

 

香りマーケティングの多様性

香りを利用したマーケティングの可能性は無限で、社会的な利用価値や医療分野の試み、デジタルテクノロジーを利用した製品の商品開発など、香りマーケティングは多様化しています。
例えば、会社をイメージして特別に開発した香りの由来やストーリーなど、香りについてこだわった点を伝え、アピールする動きもあります。
また、好まれる香りは国によって違いがあるので、香りの演出でインバウンド客の集客を狙うことも可能です。
ブラジルではフローラル、中国ではナチュラルグリーン系、メキシコではフルーティフローラル系、ニューヨークではバニラなど、好みは千差万別のため、それらを有効活用するという試みです。

 

香りマーケティングの導入事例

香りマーケティングを採用し、効果を得ている企業や店舗は増えてきています。
どのような使い方をしているのでしょうか。

 

ホテル、宿泊施設

ホテルや宿泊施設では、山に近い場所ならウッディな香りで非現実的な日常を、海が近ければ爽やかな香り、街中では消臭効果があるフレグランスなどを使用して、特別な空間を演出しています。

 

展示会、ライブイベント

ライブイベントでは五感を刺激した香りの演出やグッズの販売を行い、食やスイーツに関する体験型施設では甘い香りなどで演出を行うなど、嗅覚だけでなく視覚と味覚でも楽しめるよう活用されています。

 

医療施設、美容サロン

医療施設では不安をやわらげることや心地よい空間づくりを目的とし、美容サロンではリラックス効果や癒しの空間が提供できる香りが採用されています。

 

まとめ

日々感じる感情の大半は香りに影響されているそうです。
そのため、古い記憶や忘れていた記憶を、なつかしい香りとともに思い出すことがあるのです。
日常でも香りを使ったマーケティングに触れることがあるので、香りとのつながりを発見すると新しいビジネスのかたちに少し触れることができるかも知れません。

 

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